宇部興産 11月の韓国・台湾大手向けCPLが90ドル安で決着

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2018年11月21日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、11月の韓国・台湾大手向け契約価格を2150ドル/tで決着した。10月の価格(2240ドル/t)に比べ、11月は90ドル安と6カ月ぶりに下落した。

 旺盛な需要を背景に、6月以降上昇傾向にあったが、ここにきて原油やベンゼンの価格が急落しており、需要家が先安観から様子見となっている状況だ。ただスプレッドは、ベンゼンの11月アジア契約価格(ACP)が785ドル/tに下落したことで1365ドルと小幅な縮小となった。

 昨年9月以降、15カ月連続で1000ドル以上を確保。さらに3月以降では、9カ月連続で1200ドル以上となっており、収益面では引き続き好環境を維持していると言える。

 一方、中国のシノペックも、

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