「オートモーティブワールド」など開催

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2019年1月28日

 自動車やエレクトロニクスなどの最新技術を集めた「オートモーティブワールド」「ネプコンジャパン」などで構成された複合展が16~18日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。主催はリードエグジビションジャパン。化学メーカー各社も多様なテーマで製品や技術を紹介した。

オートモーティブワールド2019

 クルマの軽量化技術展

東洋紡が初出展したコンセプトカー
東洋紡が初出展したコンセプトカー

 東洋紡は、〝未来への挑戦〟として、コンセプトカーを初展示した。

 同社グループの発泡成形材料、高熱伝導グレード、高衝撃スタンパブルシート、金属代替材料、ブロード成形用材料、3Dサクションブロー成形など、車の内外装に同社の技術を結集。部品の約80%が同社製品で、残りの部品は他社との協業によるものとなっている。来場者の注目度が高く、係員に質問する姿が目立っていた。

 宇部興産は、UBEグループ(同社ナイロン・ラクタム・工業薬品事業部・ナイロン営業部、宇部エクシモ、宇部マテリアルズU&Mプラスチックソリューションズ)として出展した。

宇部興産はナイロンの自動車部材への適用などを紹介した
宇部興産はナイロンの自動車部材への適用などを紹介した

 主にナイロン6やナイロン12の自動車部材への適用・展開、高機能ポリアミドエラストマーの自動車用途への展開、高熱伝導ポリアミド樹脂、セルロースナノファイバー(CNF)/ナイロン6複合樹脂の開発などをパネルで紹介。CNF/ナイロン6の複合材料はサンプル提供を開始しており、3年後をめどに事業化を図っていく方針を示していた。

出光興産はエンプラ樹脂を中心に展示
出光興産はエンプラ樹脂を中心に展示

 出光興産は、ポリカーボネートとSPS(シンジオタクチックポリスチレン)のエンプラ樹脂を中心に展示。特にSPSは

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