JSR 米国の新工場で最先端半導体向け機能性洗浄剤を増強

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2019年7月9日

 JSRは8日、米国連結子会社であるJSR Micro,Inc.の最先端半導体向け機能性洗浄剤の製造能力増強のため、米国オレゴン州に新規工場の建設を開始したと発表した。投資金額は約100億円で、2020年の稼働開始を予定している。

 近年、最先端の半導体製造プロセスの複雑化に伴い機能性洗浄剤の重要性が高まり、その需要も増加している。同社は、先進的な機能性洗浄剤による半導体材料事業のポートフォリオ拡大と、顧客満足度の向上という観点から、米国オレゴン州に建設用地を取得し、新規工場を建設する。

 これにより現地生産体制および品質保証体制を拡充し、高品質な製品を提供する。また、最先端半導体材料製造の更なる拡張スペースを有しており、北米製造拠点として位置付けていく。

 JSRグループは、今後も革新的かつ高品質な価値ある製品やサービス、技術を提供し、デジタルソリューション事業の拡大を進めていく考えだ。