WTI価格 中東リスク継続も53ドル割れ

2019年10月7日

世界経済悪化で需要減少、米国在庫が増加傾向

 世界の原油相場では、供給不安よりも需要不足の懸念が強まっている。WTI価格は、中東リスクの高まりで一時高騰したものの、世界経済悪化による需要減少が意識され下落局面となり、足元ではバレル52ドル台の動きとなっている状況だ。

 WTIは9月以降、変動が激しくなった。9月14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃を受けたことで、原油の供給不安が高まり、16日のWTIは前日から約8ドル高となる63ドル台まで急騰、米国とイランの関係悪化を背景に70ドルを目指す展開も予想された。

 しかし、

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