NEDO 自律型移動ロボット向けソフトウェアを公開

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2020年4月9日

 NEDOと東芝はこのほど、自律型移動ロボットと運行管理システムを接続するためのインターフェースAMR‐IF(Autonomous Mobile Robot Interface)の仕様を策定し、AMR‐IFに準拠した操作端末(GUI)ソフトウェアのサンプルをオープンソースソフトウェアとして公開した。

 製造・物流現場や公共施設内での、搬送や警備、清掃など様々な業務で、自律型移動ロボットが普及しつつあるが、各メーカーが上位システムの運行管理システムを開発し、独自のインターフェースで移動ロボットと接続しているため、メーカーが異なる移動ロボットを導入する際には、運行管理システムを開発しなおす必要がある。また、複数メーカー、複数種類の移動ロボットを同じ運行管理システムに接続することもできない。

 こうした課題を解決するため、NEDOと東芝は、移動ロボットと運行管理システムとの相互接続手順を定めた移動ロボットインターフェースAMR‐IFの仕様を策定。同ソフトウェアを活用することで、メーカーや種類が異なる複数の移動ロボットを、共通のシステムで運用でき、ロボット未活用領域でのロボットの普及や低コスト化が期待できる。

 今後、AMR‐IFが移動ロボットの標準インターフェースとなるよう、国際標準化を目指していく。