日本触媒と三洋化成 新型コロナ感染拡大で統合を延期

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2020年4月14日

 日本触媒と三洋化成工業は13日、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大や、原油および石油製品相場の急落などを踏まえ、両社の業績や事業環境の見通しが不透明となったことから、それぞれの臨時取締役会において、経営統合の延期と、合意した株式移転比率の見直しを行うことを決議し覚書を締結したと発表した。

 両社は昨年11月、共同株式移転の方式により両社の親会社となる「Synfomix」(統合持株会社)を設立し、経営統合を行うことを決議。両社間で対等の精神に基づいた最終契約を締結し、今年10月1日を統合持株会社の成立日とする予定だった。

 今回の覚書では、統合持株会社の成立日(株式移転の効力発生日)を2021年4月1日に延期し、最終契約で合意した株式移転比率の見直しを行うことを合意している。

 なお、経営統合の内容については、経営統合のスケジュールと株式移転比率を除いて、昨年11月に公表した内容から重要な変更はないとしている。