ENEOS 再エネ企業と提携、新サービス創出を目指す

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2020年7月2日

 ENEOSはこのほど、エネルギーサービス事業者であるLooopと業務・資本提携契約を締結したと発表した。

 ENEOSは、分散電源の活用を中心とした次世代型エネルギー供給・地域サービス事業を成長事業の1つと位置づけ、自社リソースを活用したエネルギーサービスの創出を目指している。

 一方、Looopは再生可能エネルギーの最大普及を通じた「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンとして、太陽光発電所の開発から、国内外での自家消費のシステムの施工・管理、電力小売事業まで、電力に関わる一貫したサービスを展開している。

 今回の提携により、店舗や工場などの屋根を借りて太陽光発電設備を設置・運営する自家消費支援事業に参入し、サービスの早期開始を目指す。さらに、太陽光発電や蓄電池などを活用した新サービスを共同で検討していく。

 今後は、Looopの強みである、商品・技術を集約し、新サービスを早期に市場投入する力を最大限に活用するとともに、ENEOSが全国に所有するインフラや、卒FITなどの分散電源、IPP・新電力事業で培ったノウハウなどを生かし、電気事業・再生可能エネルギー事業領域をターゲットにした新サービス創出を早期に実現させる。

 ENEOSは、分散電源の活用を中心とした次世代型エネルギー供給・地域サービスの展開を通じて、低炭素・循環型社会の実現に貢献していく考えだ。