環境省 「再生可能エネルギー情報提供システム」を開設

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2020年7月17日

 環境省はこのほど、平成21年度(2009年度)より実施している再生可能エネルギー導入ポテンシャル情報調査の成果を基に、ウェブサイト「再生可能エネルギー情報提供システム(REPOS)」(1.0版)を新たに開設した。

 同ウェブサイトでは、全国・地域別の再エネ導入ポテンシャル情報や、導入に当たって配慮すべき地域情報・環境情報・防災情報などを収載している。意見募集の窓口もあり、今後、地方公共団体や再エネ開発事業者から直接ヒアリングする場を設ける予定。

 これらを通じて、同ウェブサイトの改善や新機能の追加を順次実施し、ゼロカーボンシティ実現やRE100、再エネ主力化などをデータ駆動で促進していく考え。収載情報は、①地域別の再エネ導入ポテンシャル情報(太陽光、風力、中小水力、地熱、地中熱、太陽熱)②配慮すべき地域情報・環境情報の整備・可視化(景観、文化財、鳥獣保護区域、国立公園など)③「気候変動×防災」の観点でハザードマップを連携表示(国土交通省などが整備する防災関連情報を反映)。なお、導入ポテンシャルは、あくまで一定の仮定の上での推計値である。

 また推計値を引用する場合は、出典(環境省過年度報告書「令和元年度再生可能エネルギーに関するゾーニング基礎情報等の整備・公開に関する委託業務報告書」など)や推計条件などの明記が必要。REPOSサイト(http://www.renewable-energy-potential.env.go.jp/RenewableEnergy/index.html)からアクセスできる。