ABS樹脂 9月の総出荷は2%減、前月比では大幅に改善

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2020年10月21日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、9月の総出荷量は前年同月比2%減の2万6800tとなった。国内出荷は同8%減の1万7900t、輸出は同10%増の9000tとなり、どちらも2月並みの水準にまで回復している。特に輸出は、経済が活発化している中国で、ABS樹脂の需要が盛り上がっていることを反映している。前月比で見ても、国内出荷36%増、輸出22%増と大幅に回復しており、ようやく事業環境が好転しつつある。

 9月の国内出荷を用途別で見ると、

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