三菱エンジニアリングプラスチックス POM樹脂を値上げ、採算是正を図る

,

2021年2月10日

 三菱エンジニアリングプラスチックスは9日、ポリアセタール(POM)樹脂「ユピタール」を3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「30円/kg」、海外が「0.3USドル/kg」「0.25ユーロ/kg」となっている。

 昨今、主原料のメタノールの高騰を背景に、POM樹脂の原料価格が上昇している。また、自動車産業を中心にPOM樹脂の需要が旺盛で需給がひっ迫している状況にある。こうした中、同社は、社内の合理化に努めてきたが、これらのコスト増加は自社内で吸収できる範囲を超えており、安定供給を図るために今回の価格改定の実施を決定した。