KHネオケム 基礎化学品を値上げ、原料高騰に対応

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2021年3月5日

 KHネオケムは4日、基礎化学品を4月1日納入分から値上げすると発表した。対象商品と改定幅は、「オクタノール」「オキソコール900」「ノナノール」「ブタノール」「イソブタノール」「酢酸イソブチル」「オクチル酸」「キョーワノイック-N(イソノナン酸)」「ブチルアルデヒド」「イソブチルアルデヒド」「キョーワゾールC-800」「キョーワゾールC600M」「キョウワノール‐M」「トリデカノール」が「35円/kg以上」、「ブチセルアセテート」「ブチセノール20アセテート」が「41円/kg以上」、「アセトン」「アセトン-P」が「45円/kg以上」、「ダイアセトンアルコール」「メチルイソブチルケトン(MIBK)」が「54円/kg以上」。なお値上げ幅には、2月に打ち出した生産設備老朽化と人手不足および働き方改革に端を発した設備費・修繕費・物流費上昇分として「15円/kg」を含む。

 昨今の原油価格の上昇に伴い、4-6月期の国産ナフサ価格は4万5千円水準が見込まれる。こうした中、同社は、現在の急激な原燃料価格上昇を自助努力で吸収するのは限界を超えており、国内安定供給を維持・確保するためにも値上げせざるを得ないと判断した。