積水化成品工業 EPSを値上げ、原料などコスト高に対応

2021年3月24日

 積水化成品工業は23日、発泡性ポリスチレンビーズ(EPS)について、4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、一般グレードで「25円/kg以上」、その他特殊グレードで「30円/kg以上」となっている。

 昨年末から原油価格に連動しナフサ・ベンゼンが上昇基調となり、EPSの主原料であるポリスチレン樹脂の価格が上昇している。加えて発砲ガスなどユーティリティーコストや物流費も上昇傾向にある。同社は、これらのコスト上昇分を自助努力だけで吸収することに限界があることから、今回の値上げを決定した。