昭和電工 昭光通商の譲渡完了、投資ファンドのTOB成立

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2021年4月19日

 昭和電工は16日、丸紅系投資ファンド「アイ・シグマ・キャピタル」が運営するファンドが、連結子会社である昭光通商に対して行っていたTOBが今月15日に成立したと発表した。

 昭和電工はTOBに対し、保有していた昭光通商の株式(44%)のうち29%を応募している。これにより昭光通商は、昭和電工の連結対象から外れるとともに上場廃止となる見通し。ただ昭和電工は、昭光通商の株式15%を保有しており、今後も取引関係を継続する。

 昭和電工と昭光通商は、親子上場の関係にあることが近年の課題となっていた。こうした中、昭和電工は、投資ファンドからの買収の提案を受け、TOBに応募する契約を3月に締結していた。