旭化成 食品包装用PO系フィルム値上げ、来月から実施

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2021年8月6日

 旭化成は5日、食品包装用ポリオレフィン系フィルム「サンテックSフィルム」の全品種について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から7%以上」。

 原油価格の上昇に伴いナフサ価格は上昇し、同社製品の原料樹脂価格についても断続的な上昇が続いている。同社は生産性向上やコストダウンに取り組んでいるが、今回の原料価格・物流費・副資材などの費用の上昇に加えて設備維持の費用も増加しており、自助努力で吸収できる範囲を超える状況にある。今後の安定供給継続のため、原価のコストアップに見合う価格改定を実施せざるを得ないと判断した。