昭和電工 クロロプレンゴムを値上げ、コスト高に対応

,

2021年8月23日

 昭和電工は20日、合成樹脂の一種であるクロロプレンゴム「ショウプレン」について、9月10日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「42円/kg以上」。

 同製品を取り巻く環境は、需要が急回復し世界的に供給が不足しているだけでなく、各種原材料や電力などのユーティリティ、物流費や設備維持費の高騰などにより急激に悪化している。同社は、製品の安定供給を維持していくためには、自助努力によるコスト削減に加えて、顧客にコストアップ分の一部の負担を要請せざるを得ないと判断した。