デンカ ESG評価型協調融資、三井住友銀と契約を締結

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2021年10月4日

 デンカはこのほど、三井住友銀行との間で「ESG/SDGs評価シンジケートローン」融資契約を締結したと発表した。

 「ESG/SDGs評価シンジケートローン」は三井住友銀行と日本総合研究所(日本総研)が作成した基準に基づき、顧客のESGやSDGsの取り組み・情報開示の状況を評価する金融商品であり、その評価結果に賛同した複数の金融機関によって組成されている。

 日本総研による評価で、デンカは気候変動への対応や顧客に対する誠実さ、企業理念・サステナビリティへのコミットメントについて非常に高い水準であると評価された。また、ESG経営に関する優れた取り組みや情報開示、事業を通じたSDGs貢献意欲についても高い評価を得て、今回の融資契約の締結に至った。

 デンカは世界が直面する課題に対し社会的責務を果たすため、昨年11月に2050年度カーボンニュートラル実現を目指すことを宣言。今年4月には、これまで展開してきた社員と家族の健康保持・増進の取り組みをさらに発展させた「健康経営宣言」を制定している。

 また、同社が遂行する社会的責任を果たすための企業活動を網羅的かつタイムリーに伝えることを目的に、昨年「ESG情報サイト」をリニューアル開設し、情報発信の強化に努めている。

 同社は、デンカグループ全体の変革と連携をさらに深め、デンカでなければできない方法で、SDGsを羅針盤に、様々な社会課題の解決に挑戦し、真に社会に必要とされ「社会にとってかけがえのない存在となる企業」を目指していく。