旭化成 液体カセイソーダを値上げ、原燃料・諸経費が高騰

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2021年11月19日

 旭化成は18日、液体カセイソーダを12月1日出荷分から「20円/kg以上」(固形換算)値上げすると発表した。

 昨今の原燃料価格の高騰によるユーティリティコストと物流費用の上昇に加え、製造・貯蔵設備の維持・更新費などのコストも増大しており、同社の事業採算性は大幅に悪化している。

 こうした環境下、同社は徹底した合理化や効率化に懸命に取り組んできたが、自助努力の範囲を大きく超える状況にあることから、今後、国内で安定供給を継続するためには価格改定が不可避と判断した。