【CN技術の社会実装】ちとせグループ

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2022年11月22日

最高経営責任者 藤田朋宏氏

バイオマス基点のものづくり、藻類事業を拡大し循環社会形成

 ちとせグループは、太陽光(光合成)を基盤に1000年先を見据えた豊かな社会の構築を目指すバイオベンチャー企業群。昨年4月に、藻類を活用した日本発の企業連携型プロジェクト「MATSURI」を立ち上げた。エネルギーを得るために石油や石炭といった有機物を燃焼(酸化)させてCO2を排出する経済活動の対極で、藻類の光合成により太陽光エネルギーを活用してCO2を再び有機物に変換(還元)し循環させていく取り組みになる。様々な業種・業界から同プロジェクトへの参画を募り、食品や医薬品から化学品、燃料まで、藻類を基点とし、循環型社会を形成する新たな産業の創出を模索している。バイオ技術を通じたカーボンニュートラル実現への取り組みを聞いた。

  ━藻を活用する「MATSURI」プロジェクトで目指されるものとは。

 食糧や飼料、バイオエタノールなどの工業用原料として

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