【ベンチャー企業との共創】旭化成 CVC室 森下GM

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2023年3月30日

旭化成 CVC室 ゼネラルマネジャー 森下 隆氏

CVCは事業創出の有効なツール、市場の方向性も把握

 旭化成は2008年にCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立し、2011年に米シリコンバレーに拠点を置き、活動を本格化させた。スタートアップへの投資を通して、新規事業を創出することをミッションとしている。これまで50社以上に投資を行い、二社を買収するなど、日系CVCの先駆者として実績を積み上げている。CVC室で陣頭指揮を執る森下隆ゼネラルマネジャーに、CVC活動における成功のポイントや日本市場への期待などついて話を聞いた。

  ━CVC立ち上げの背景は。

 私はベンチャー企業と関わって20年以上になる。米国のベンチャーとの

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【ベンチャー企業との共創】ペガサス・テック・ベンチャーズ A・ウッザマンCEO

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2023年3月30日

ペガサス・テック・ベンチャーズ CEO アニス・ウッザマン氏

自前主義から脱し、外の力を生かして大きな飛躍を

 シリコンバレーに拠点を置くペガサス・テック・ベンチャーズは、日本企業と米国スタートアップの懸け橋となってイノベーションを起こすことを目指している。出資企業と二人三脚でスタートアップを育て提携に結びつけるという、従来のVC(ベンチャーキャピタル)とは異なるビジネスモデルによって急成長している。東京工業大学出身で日本の学術・産業と世界のベンチャー事情に詳しいウッザマンCEOに、ベンチャー投資を成功させる秘訣について聞いた。

  ━ペガサス・テック・ベンチャーズについて。

 当社は2011年に設立したベンチャーキャピタル(VC)で、

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【ベンチャー企業との共創】つばめBHB 渡邊CEO

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2023年3月30日

つばめBHB 代表取締役CEO 渡邊昌宏氏

アンモニアを低温・低圧で製造、コスト削減や環境に貢献

 つばめBHBは、アンモニア合成のエレクトライド触媒の事業化を目指して設立された、東京工業大学(東工大)発のベンチャー。細野秀雄栄誉教授のグループが開発した同触媒は、従来のハーバーボッシュ(HB)法に比べ低温・低圧で反応するため、製造コストの削減や装置の小型化を実現し、さらにCO2排出量も少ないといった特長がある。

 アンモニアの用途はアミノ酸や肥料、半導体材料など幅広いが、昨今ではカーボンニュートラルの流れから、化石燃料の代替、水素キャリアとしても注目が集まっている。オンサイトで安定的にアンモニアを製造できる同社のモジュール設備は、食糧やエネルギーの安全保障という観点からも、海外からの引き合いが強いという。「ベンチャーが成功するには資金調達、研究開発、マーケティングの3つが重要」と語る渡邊昌宏CEOに話を聞いた。

  ━つばめBHBを立ち上げた経緯とは。

 味の素がアンモニアを安価に製造する方法について、

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【ベンチャー企業との共創】わが国化学産業、生き残りには外部との協業が不可欠

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2023年3月30日

CVC活動が突破口、日本のベンチャー育成も課題

 わが国化学産業は、コロナ禍を契機にポートフォリオ変革の加速を迫られている。石化汎用品は海外での大型設備の稼働により輸出環境が悪化し、また高機能分野ではシリコンサイクルによる半導体材料の低迷、巣ごもり需要の一服によるディスプレイ材料の在庫調整など、急速に事業環境が悪化している。

 なかでもEV市場では、

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《新春インタビュー》出光興産代表取締役社長 木藤俊一氏

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2023年2月2日

 ━2022年を振り返って。

  昨年、世界情勢に最も大きな影響を与えた出来事はロシアによるウクライナ侵攻だ。未だ戦火は止まず長期化の様相を呈している。西側諸国は厳しい経済制裁を発動する一方、ロシアに依存していたLNGなどエネルギーの供給が途絶することで深刻なエネルギー危機が訪れた。石炭などの市況が高騰し、

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《新春インタビュー》日本ゼオン代表取締役社長 田中公章氏

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2023年1月19日

今年はリセッションを想定、挑戦する意識で困難を克服

 ━2022年を振り返って。

 昨年は、ロシアのウクライナ侵攻や急激な円安など、予想を超えた変化や出来事が起こった激動の1年だった。2021年度は売上・利益とも過去最高を更新したが、2022年度は事業環境が一変している。上期(4―9月期)は、

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【新年特集】JSR代表取締役社長兼COO 川橋信夫氏

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2023年1月5日

ダウントレンドは変化のチャンス、技術でマーケット開拓

  ━2022年を振り返って。

 昨年は、4月に祖業であるエラストマー事業をENEOSに譲渡するという大きな節目の年となった。譲渡先であるENEOSと当社で協議を進め、スムーズな移管を完了することができた。一方、社内では不安定な状況の中で新システムの導入も行い、

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【新年特集】東ソー代表取締役社長 桒田 守氏

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2023年1月5日

機能商品に経営資源を集中、脱炭素化と企業成長を両立

 ━昨年の振り返りと、今年の見通しをお聞かせください。

  昨年は世界全体がコロナ禍から回復傾向となる中、2月にロシアがウクライナに侵攻したことでエネルギー供給不安が広がり、一気に原燃料価格が高騰した。また、ゼロコロナ政策によるロックダウンの影響により中国経済が低迷したことや、

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【新年特集】積水化学工業代表取締役社長 加藤敬太氏

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2023年1月5日

コロナ禍でも収益力が向上、次期中期で真価が問われる

  ━2022年の総括をお聞かせください。

 昨年は、ゼロコロナ政策による中国の需要低迷や、ウクライナ紛争に端を発した原燃料価格の高騰の影響を強く受けた。こうした中、当社は高付加価値品の販売拡大、

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【新年特集】レゾナック・ホールディングス代表取締役社長 髙橋秀仁氏

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2023年1月5日

新会社レゾナックが始動、やり切る「覚悟と信念」が重要

  ━昨年を振り返ってください。

 2022年は、上期(1―6月期)までは事業環境は良好だったが、下期(7―12月期)からダウントレンドに入った。業績を押し下げた要因として当社に特徴的なのは、

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