アジア石化市況 エチレンは取引低調でステイ継続

2024年4月2日

ベンゼン需給タイトで上昇基調、SMは連れ高に

 アジア地域の2月第4週の石化市況では、エチレンは前週並みの965ドル/tで取引された。春節休暇を挟み、3週連続のステイとなっている。1月は上昇基調となっていたが、休暇後は市場動向を睨み需要家が様子見となった。スプレッドについては、

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三菱ケミカルグループ OPSを値上げ、原料のPS価格が上昇

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2024年4月1日

 三菱ケミカルグループは29日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」および「ソフトクリア」について、4月21日納品分から値上げすると発表した。改定幅は「20円/kg以上」。

 主原料であるポリスチレン樹脂の価格が上昇し、事業収益を大きく圧迫している。同社グループは、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今回、価格改定の実施を決定した。

東ソー PE樹脂を値上げ、物流費などコスト上昇に対応

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2024年4月1日

 東ソーは29日、ポリエチレン(PE)樹脂全製品について、4月21日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、低密度PE「ペトロセン」、直鎖状低密度PE「ニポロン‐L」「ニポロン‐Z」、超低密度PE「LUMITAC」、高密度PE「ニポロンハード」「ニポテック」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力PE「TOSOH‐HMS」で、改定幅は「10円/kg以上」。

 「2024年問題」による物流費の上昇に加え、労務費および資材の高騰による生産設備の維持・修繕費用が増加している。同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、こうしたコスト上昇は自助努力のみで吸収することが極めて困難であることから、今後の事業継続および安定供給を図るため、価格改定の実施を決定した。

旭化成 スチレン系熱可塑性エラストマーを値上げ

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2024年3月29日

 旭化成は28日、スチレン系熱可塑性エラストマー製品を4月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、スチレン系熱可塑性エラストマー(「タフプレン」「アサプレンT」など)が「70円/kg以上」 、水添スチレン系熱可塑性エラストマーの「タフテック」と「S.O.E.」が「120円/kg以上」。

 原油価格高騰や円安に伴い、主原料価格や副原料コスト、用役、物流費が高止まりする中、エラストマー製造設備の維持・更新費用の増加に伴い製造コストは上昇の一途をたどる。こうしたコストの高騰は同社の自助努力の範囲を超えるものとなっていることから、製品の安定供給維持のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

UBE CPL 3月契約価格、前月比55ドル高

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2024年3月27日

供給減で需給がタイト、スプレッドは前月並みに

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比55ドル高の1795ドル/tで決着した。これで

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プライムポリマー 肥料袋をMR、全農と連携し製品化

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2024年3月27日

 プライムポリマーは26日、JA全農と進めていた、肥料袋の原料の一部をマテリアルリサイクル(MR)樹脂に置き換えた肥料袋の製品化に成功したと発表した。 

「リプライム」は、プライムポリマーが展開するリサイクル製品ブランド

 両者は今回の開発を受け、

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