東亞合成 アクリルモノマー製品値上げ、17日から実施

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2023年4月12日

 東亞合成は11日、アクリルモノマー製品を4月17日出荷分から値上げすることを決め、需要家との交渉に入ると発表した。

 対象製品と改定幅は、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2‐エチルヘキシル、アクリル酸イソブチルの各製品が「20円/kg以上」、アクリル酸2‐メトキシエチル「アクリックスC‐1」が「60円/kg以上」。「アクリックスC‐1」は2021年7月以来、他の製品は同年11月以来の値上げ発表となる。

 対象製品は、原燃料価格の高騰を背景に、副原料費や電力料金、物流費に加え修繕費などの固定費も高騰し、同社の収益を圧迫している。同社は生産や物流の合理化などのコスト削減に努めてきたが、自助努力だけでは限界があることから、適正品質の製品を安定供給していくためには、製品価格の改定が必要と判断した。

アジア石化市況 エチレン調整局面で前週並みに

2023年4月11日

芳香族は原油高で強含み、スチレンモノマー下落

 アジア地域の3月第1週の石化市況では、エチレンは前週並みの975ドル/tで取引された。中国ではコロナ禍による行動制限が解除されたことで春節明けからエチレン市況が一気に強含み、

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三菱ケミカルG 錠剤・カプセル包装用防湿シートを値上げ

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2023年4月11日

 三菱ケミカルグループは10日、錠剤・カプセル包装用防湿シートについて、6月1日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は「ビニホイル」Cシリーズが「現行価格に対し13%以上」、「ビニホイル」Fシリーズが「同5%以上」、「スーパーホイル」が「同15%以上」。

 昨今、エネルギー費用の上昇などを背景に、原材料価格やユーティリティ費、副原料費、物流費、修繕費などの諸費用の上昇が継続し、事業収益を圧迫している。こうした環境下、同社グループは、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、価格改定の実施を決定した。

 

デンカ ABS樹脂、デンカIP、クリアレンなど値上げ

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2023年4月11日

 デンカは10日、「ABS樹脂」、「デンカIP」、「透明樹脂」、「クリアレン」について、5月1日納入分から値上げすると発表した。

 対象製品は「デンカAS」「デンカABS」「デンカ耐薬ABS(SRシリーズ)」「デンカABSコンパウンド(ガラス繊維強化、摺動、PCアロイなど)」「デンカ耐熱ABS(マレッカ)」「デンカIP」「デンカ透明ABS(TE、CL)」「デンカ透明樹脂(TP、TH、TX各シリーズ)」「クリアレン」で、改定幅は「30円/kg以上」。

 電力価格の高騰を受け、製品の製造に必要なユーティリティコストが上昇している。また、副資材価格および物流費も上昇している。同社は継続してコスト削減に取り組んでいるが、製品の安定供給と事業の維持継続のためには、価格改定せざるを得ない状況と判断した。

ENEOSなど3社 SSを拠点にペットボトル再生実証

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2023年4月7日

 ENEOSはこのほど、サントリー食品インターナショナル、協栄産業と協働し、神奈川県川崎市内6ヵ所にあるENEOSのサービスステーション(SS)を拠点に、使用済みペットボトルの回収・再資源化の実証を開始すると発表した。実証期間は4月1日から1年間。また同実証に際し、同市が進めるプラスチック循環に関わる官民連携プロジェクト「かわさきプラスチック循環プロジェクト」に参画した。

使用済みペットボトルの水平リサイクルチェーン

 ENEOSは、ペットボトル原料と

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三井化学 PPGなどポリウレタン原料値上げ、6月から

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2023年4月7日

 三井化学は6日、ポリウレタン原料のポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)類を6月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「12円/kg以上」。対象製品の原料や用役費の高騰に対応し、採算是正を図る。

 同社は、あらゆるコストダウンに取り組んできたが、コスト高騰はもはや自助努力で吸収できる水準を超えていることから、今後も品質維持と安定供給を継続していくため、価格改定を決めた。