昭和電工マテリアルズ プリント配線板用積層材料を値上げ

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2022年10月7日

 昭和電工マテリアルズは6日、プリント配線板用積層材料について、11月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、銅張積層板と微細配線形成用銅箔が「10%」、プリプレグが「7%」。

 当該製品を取り巻く事業環境は、主な原材料である銅箔やガラスクロスの価格高騰が長期化しているほか、輸送費に加えてエネルギー価格が著しく上昇しており、厳しい状況が続いている。同社はこれまで、生産効率化や購入材料上昇を抑制する調達方法、物流の合理化など様々な施策を行い、コスト削減に努めてきたが、今後も製品の安定供給を維持するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

ウレタンMDI 中国の景気悪化で市況が下落傾向

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2022年10月6日

行動制限で需要減少、不動産問題もマイナス要因

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、アジア市況が軟化傾向を続けている。9月中旬のスポット市況はモノメリック2250ドル、ポリメリックが1875ドルとなり、6月初旬からモノメリックで275ドル程度、ポリメリックで250ドル程度も下落した。

 ただ、原料であるベンゼン市況も、

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アジア石化市況 エチレン軟化傾向も下落幅が縮小

2022年10月4日

ベンゼンが大幅安、海外市況急落がアジアに波及

 アジア地域の8月第3週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の815ドル/tで取引された。これで4週連続での下落となったが、下落幅は縮小している。各社の減産が続く中、秋の定修シーズンを控えることもあり、市場に底打ち感が出てきたことが背景。ただ、域外品がアジア市場に流入してきており、依然として需給バランスが締まっていない。スプレッドは、

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