昭和電工 塩素化ポリエチレン値上げ、原料高騰に対応

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2022年5月27日

 昭和電工は26日、合成樹脂の一種である塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、国内販売価格を6月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、粉末およびシートとも「70円/kg以上」。

 当該製品を取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景としたポリエチレンをはじめとする原料や電力コストなどの高騰により、厳しい状況が続いている。同社は、これまで生産の合理化によるコストダウンに努めてきたが、今後も安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

昭和電工 塩酸を7月から値上げ、電力コストなどが上昇

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2022年5月26日

 昭和電工は25日、塩酸を7月1日納入分から値上げする、と発表した。改定幅は「5円/kg以上」。

 塩酸を取り巻く事業環境は、昨今の原油高を背景とした急激な電力コストや輸送費などの上昇に伴い、厳しい状況が続いている。同社は、製造原価の低減や物流の効率化などによるコストダウンに努めてきたが、製品の安定供給体制を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

東ソー 中性無水芒硝を値上げ、安定供給を維持

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2022年5月24日

 東ソーは23日、中性無水芒硝(芒硝)について、6月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「30円/kg以上」。

 同社は、当該製品において、国内唯一の合成プラントを保有する国産メーカーとして安定供給に努めてきた。しかし、昨年実施した値上げ以降も、原燃料を主とした諸費用高騰は過去にないコスト上昇を招いており、事業採算が著しく悪化している。

 同社は、事業採算性改善に向けあらゆるコストの総点検を実施してきたが、自助努力での改善には限界があることから、今後の安定供給継続のため価格改定の実施を決定した。

東ソー 重炭酸ナトリウムを値上げ、事業採算が悪化

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2022年5月24日

 東ソーは23日、重炭酸ナトリウム(重曹)について、6月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「30円/kg以上」。

 昨年度は需給が極めてタイトバランスにある中、同社は当該製品について精一杯の供給に努めてきた。しかし、昨年秋に実施した値上げ以降も、原燃料を主とした諸費用高騰は過去にないコスト上昇を招いており、事業採算は著しく悪化している。

 同社は、事業採算性改善に向けあらゆるコストの総点検を実施してきたが、自助努力での改善には限界があることから、今後の安定供給継続のため価格改定の実施を決定した。