アクリロニトリル アジア市況が軟化傾向を継続

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2022年7月4日

中国ロックダウンの影響拡大、誘導品需要が減少

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、5月平均のアジア市況が1820ドル程度となっている。中国メーカーなどでは1700ドル台での取引も見られており、2000ドルを超える市況だった昨年から、上値が切り下がっている状況だ。

 2021年度は、

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ENEOS 7月のベンゼンACPは前月比15ドル安

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2022年7月4日

 ENEOSは1日、7月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を「1290ドル/t」で決着したと発表した。

  6月のアジアベンゼン市況は、アジア域内の複数の定修で供給が一段と絞られたことから、同月上旬に大幅に上昇したが、誘導品採算の悪化を背景に稼働調整が行われたことで月後半にかけて軟調に推移した。こうした市場環境を反映し、7月ACPは前月比15ドル/t安で決着した。

 なお国内価格換算想定値は、182.0円/kgとなる。

塩ビ樹脂 7月のインド向け輸出価格、前月比200ドル安

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2022年6月30日

中国品の輸出が加速、モンスーン期で需要も減退

 塩ビ樹脂(PVC)の7月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比200ドル安の1330ドル/t、中国その他向けは同90ドル安の1120ドル/tの大幅安で決着した。台湾大手メーカーも、

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UBE CPLの6月契約価格、20ドル高で決着

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2022年6月29日

ベンゼン上昇分を補えず、スプレッド一段と悪化

 UBE(旧宇部興産)は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比20ドル高の2190ドルで決着した。2ヵ月ぶりの上昇となったが、ベンゼン上昇分をカバーできていない。スプレッドが900ドル台を割り込んでおり、事業環境は一層厳しさを増している状況だ。

 地政学リスクの高まりを背景に

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アジア石化市況 エチレン続落で1148ドル

2022年6月28日

芳香族3製品は強含み、ベンゼンは6週連続上昇

 アジア地域の5月第2週の石化市況では、エチレンは前週比40ドル安の1148ドル/tでの取引となった。中国ロックダウンの影響がアジア市場に拡大しており、誘導品の需要減退が進んだことが背景にある。スプレッドも、

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アジア石化市況 エチレン軟化で1200ドル割れ

2022年6月22日

芳香族3製品とも上昇、SMは4週間ぶりに反発

 アジア地域の5月第1週の石化市況では、原油・ナフサ価格の高止まりによる収益悪化に加え、上海ロックダウンにより景気が下振れたこともあり、オレフィンを中心に下落基調となっている。エチレンは前週比12ドル安の1188ドル/tでの取引となった。これで5週連続の下落となり、約3か月ぶりに1200ドル台を割り込んでいる。ナフサとのスプレッドも

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ウレタンMDI 中国ロックダウン影響で市況下落

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2022年6月21日

景気悪化で需要が減少、足元では下げ止まり感も

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、4月以降、アジア市況が下落基調を継続している。6月初旬のスポット市況はモノメリックが2525ドル、ポリメリックが2125ドルとなり、2月下旬からモノメリックで350ドル程度、ポリメリックで550ドル程度も下落した。ただ、中国景気が持ち直してきたこともあり、足元では下げ止まり感も出ているようだ。

 MDI市況は昨年、

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アジア石化市況 エチレン需要減で下落基調を継続

2022年6月14日

芳香族はベンゼンのみ上昇、SMは50ドル安に

 アジア地域の4月第5週の石化市況では、エチレンは前週比75ドル安の1200ドル/tでの取引となった。これで、4週連続で軟化し、4月だけで175ドルも下落する結果となっている。ゼロコロナ政策による上海ロックダウンの長期化などにより

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塩ビ樹脂 6月のインド向け輸出価格、2ヵ月連続で下落

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2022年6月8日

中国品の流入で価格を下押し、需給タイトも緩和

 塩ビ樹脂(PVC)の6月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比170ドル安の1530ドル/t、中国その他向けは同130ドル安の1210ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、

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アジア石化市況 エチレン続落で1300ドル割れ

2022年6月7日

芳香族は原油高で反発、スチレンモノマーは軟化

 アジア地域の4月第4週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル安の1275ドル/tでの取引となった。3月第1週以来、7週ぶりに1300ドルを下回っている。定修や減産などで供給量が絞られているものの、誘導品需要の低迷が重荷となり、この3週間の間に100ドルも下落する結果となった。スプレッドも

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