KHネオケム コスト増でアセトン、MIBKなど値上げ

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2023年8月2日

 KHネオケムは1日、8月8日納入分からアセトン(2‐プロパノン)を1㎏当たり12円以上、MIBKとダイアセトンアルコール(4‐ヒドロキシ‐4‐メチル‐2‐ペンタノン)を同35円以上値上げすると発表した。

 エネルギー価格急騰に伴い生産にかかる電気・蒸気などの用役費が上昇し、生産設備の高経年化や人手不足により設備費・修繕費も上昇しており、国内安定供給を維持していくために価格改定に踏み切らざるを得ないと判断した。

日本触媒 熱硬化樹脂球状微粒子を値上げ、9月から実施

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2023年7月28日

 日本触媒は27日、メラミン・ベンゾグアナミン系の熱硬化樹脂球状微粒子製品「エポスター」を、9月1日出荷分から「450円/kg以上」値上げすると発表した。

 昨今の原材料価格の高騰やユーティリティコストの継続的な上昇を、自助努力のみで吸収することは困難と判断。今後の事業継続のために、値上げを決めた。

ランクセス イオン交換樹脂と酸化鉄吸着剤、3%値上げ

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2023年7月6日

 ランクセスはこのほど、水処理用イオン交換樹脂「レバチット」と酸化鉄吸着剤「バイオキサイド」の全製品を対象に製品単価を世界的に平均3%値上げすると発表した。7月1日以降の納入分より適用され、個々の製品・価格改定の詳細は個別に連絡される。

イオン交換樹脂、酸化鉄吸着剤

 これら製品は効果的な水処理を可能とし、

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クラレ ポリオール値上げ、用役費など上昇で来月から

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2023年6月16日

 クラレは15日、ポリオール製品の一部銘柄を7月1日出荷分から国内外で値上げする、と発表した。対象製品は、「クラレポリオール」のポリエステルポリオール(P‐シリーズ、F‐シリーズ、O‐シリーズ)。改定幅は、国内向けが「12円/kg」、海外向けが「0.10米ドル/kg」。

 対象製品については、一部の主要原材料が燃料や電気などの用役費上昇を背景にコストの増加が続いており、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきている。こうした状況下、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

カネカ 太陽電池製品を値上げ、原材料価格が高止まり

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2023年6月15日

 カネカはこのほど、太陽電池製品について、7月1日出荷分から値上げすると発表した。対象は住宅用太陽電池システム、非住宅用太陽電池システムのすべての製品で、改定幅は「現行価格に対して20%」。

 太陽電池の原材料価格が高止まりしていることに加え、パワーコンディショナなど周辺部材の調達価格の上昇も加わり事業収益を圧迫している。同社は、クリーンエネルギーの社会実装を加速させるべくコスト圧縮を進めてきたが、企業努力だけでは限界に達していることから、今後の安定した製品供給のために価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

三洋化成工業 界面活性剤各種製品とPEG値上げ、来月から

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2023年6月15日

 三洋化成工業は14日、界面活性剤各種製品とポリエチレングリコール(PEG)を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国産ナフサ価格変動分以外の諸経費の上昇に伴い、界面活性剤各種製品が「40円/kg以上」、PEGは「50円/kg以上」。

 対象製品については、原料となる酸化エチレンや酸化エチレン誘導品などの価格高騰に加え、副資材や物流費、製造に関わる設備の維持補修費、ユーティリティコストなども高騰が続く。こうした環境下、同社は様々なコスト削減に取り組んできたが、これらのコスト増加分は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、安定供給を継続するためにも価格改定せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤を値上げ、来月から

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2023年5月29日

 ジェイ・プラスは26日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、DIDP)について、6月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「10円/kg以上」。

 可塑剤の主原料であるフタル酸のコストが、その粗原料である混合キシレンの市況高騰に加え、フタル酸製造に関わる設備修繕費、ユーティリティ、包装資材といった加工費の値上がりにより大幅に上昇している。

 こうした状況下、同社は、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。