アジア石化市況 エチレン下落基調継続で採算悪化

2021年12月21日

ベンゼンは再び下落、スチレンモノマーも弱含み

 アジア地域の11月第2週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル安の1150ドル/tでの取引となった。マイナス幅が縮小したものの、これで3週連続の下落となっている。誘導品の需要が強くない中、これまで電力規制の影響を受けていた中国メーカーが稼働率を上げており、供給増から市場に先安観が出ている。

 スプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレン需要減で2週連続下落

2021年12月14日

ベンゼン反発も、スチレンモノマーは60ドル安

 アジア地域の11月第1週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル安の1155ドル/tでの取引となった。これで2週連続の下落となり、潮目が変わりつつある。誘導品の需要が弱含んでおり、製品価格への転嫁が難しくなったことが背景にあるようだ。スプレッドについても、原油・ナフサ価格は高止まりを継続していることから、

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アジア石化市況 エチレン10週ぶり下落も高値維持

2021年12月7日

ベンゼン・キシレン続落、石炭安が市況の重荷に

 アジア地域の10月第5週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の1190ドル/tでの取引となった。8月下旬から強含み、前週には1200ドルに到達していたが、10週ぶりに下落している。原油・ナフサ価格が上昇基調を継続しているものの、ポリエチレンなどの誘導品の需要が一服した。ナフサとのスプレッドも

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アジア石化市況 エチレン1200ドル台を記録

2021年11月30日

ブタジエンは9週ぶりに反転、芳香族は弱含みに

 アジア地域の10月第4週の石化市況では、エチレンは前週比30ドル高の1200ドル/tでの取引となった。2018年9月以来、3年1カ月ぶりに1200ドル台を記録している。原油・ナフサ価格が上昇基調となる中、ポリエチレンなどの誘導品の需要が盛り上がったことが、市況を押し上げる要因となった。 ナフサとのスプレッドも、

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アジア石化市況 エチレンは電力規制緩和で強含み

2021年11月24日

ブタジエン700ドル台に下落、芳香族は大幅上昇

 アジア地域の10月第3週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル高の1170ドル/tでの取引となった。これで8週連続での上昇となっている。中国での電力規制が、10月初旬の国慶節休暇明けから徐々に緩和。工場の稼働が上昇したことで、エチレンの引き合いが強まった。スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレンは国慶節休暇明けも上昇

2021年11月16日

ブタジエンは100ドル安、芳香族は3製品とも反発

 アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル高の1150ドル/tでの取引となった。中国・国慶節休暇明けも上昇基調を継続し、7週連続での上昇となっている。誘導品メーカーが電力不足の影響を受けているものの、原油・ナフサ価格が高騰していることや休暇明けで需要が戻ってきたこともあり、市況が押し上げられている。

 スプレッドについては、ナフサ上昇分をカバーできずに

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アジア石化市況 中国は国慶節休暇で小幅な値動き

2021年11月9日

ブタジエンは下落基調継続、ベンゼンも弱含みに

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、中国市場が国慶節休暇に入ったこともあり、オレフィンを中心に小幅な値動きとなっている。エチレンは前週比10ドル高の1145ドル/tでの取引となり、6週連続で上昇した。

 中国では電力不足で稼働調整が続いたこともあり、各メーカーの在庫が低下している。ただ、誘導品メーカーも休暇中ということもあり、大きな値動きにはならなかった。スプレッドは

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アジア石化市況 エチレン5週間で約200ドル上昇

2021年11月2日

ブタジエン1000ドル割れ、ベンゼンは軟化傾向に

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル高の1135ドル/tでの取引となった。これで5週連続での上昇となり、その間で195ドルも急騰している状況だ。中国では、電力不足により生産が絞られていることに加え、コロナ対策で域外品の到着が延びている。市場に先高観が強まり、上値を追う展開が続いている。

 スプレッドも

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アジア石化市況 エチレンは1100ドル台を回復

2021年10月26日

ブタジエンは続落、ベンゼンとSMは調整局面に

 アジア地域の9月第3週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の1115ドル/tでの取引となった。これで4週連続での上昇となり、約4カ月ぶりに1100ドル台を回復している。

 中国では、電力不足により石化設備は停止や低稼働を余儀なくされている。ただ、川下製品の稼働も低下しているため、エチレンのタイト感が弱まり、前週までに比べ上昇幅が縮小した。スプレッドについては

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アジア石化市況 エチレンは前週比60ドル高に

2021年10月19日

ベンゼン3週連続で上昇、原油高や供給減が背景

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル高の1080ドル/tでの取引となった。これで3週連続での上昇となり、上昇基調を強めている。中国において、環境規制の強化から電力問題が発生し設備の稼働が低下。市場に先高観が出ており、需要家の間で玉を確保する動きが強まった。スプレッドも

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