エレファンテックはこのほど日、令和4年度環境スタートアップ大賞において、「環境スタートアップ大賞選定委員賞」を受賞したと発表した。
環境省が主催する同大賞は、
2023年3月24日
2022年12月13日
2022年10月18日
2022年7月21日
2022年7月15日
2022年7月11日
インクジェット(IJ)技術を活用した独自製法でフレキシブルプリント基板(FPC)を開発・生産するエレファンテックはこのほど、三井化学名古屋工場内に構える大型量産実証拠点、AMC(アディティブマニュファクチャリングセンター)名古屋の工場長に中島宏之氏が就任したと発表した。
中島氏は、1986年に富士写真フイルム(現・富士フイルムホールディングス)に入社、生産技術や品質保証部門、経営企画部門の要職を歴任した。その後、ニッタンやブルックハルトジャパンの品質管理部門を経て、AMC名古屋の新工場長に就任した。エレファンテックの清水信哉社長は、「富士フイルムという、日本有数の製造業のエクセレントカンパニーで培われた製造マネジメントの知見と経験が、当社の安全・確実な生産立ち上げに大きく貢献する」との考えから、中島氏を新工場長に迎えた。
同拠点はIJで
2022年6月28日
2022年6月7日
プリンテッド・エレクトロニクス製造技術の開発やサービス提供を行うエレファンテックはこのほど、独自製法で生産するフレキシブル基板「P‐Flex」の研究開発施設「新木場R&Dセンター」(東京都江東区)が全面稼働したと発表した。
同施設は今年1月から順次稼働を開始しており、このほど設備導入や工事が全て完了した。1階には印刷実験用のクリーンルームと、装置の開発を行うための組み立てスペースを設置。次世代インクジェット印刷装置のプロトタイプをはじめ、吐出・描画実験用の試験機、各種測定機器を導入したインクジェット装置の開発を行っている。
2階部分には分析室と実験室を整備した。熱分析装置やフーリエ変換赤外分光光度計などの分析機器、各種試験機、表面処理装置を導入。材料や処理方法を実測したデータから解析し、「P‐Flex」の性能向上を目的とした研究を行っている。
同社ではプロセスのさらなる改善や装置の開発を進め、「P‐Flex」の性能向上と独自製法の「ピュアアディティブ法」を進化させていく。同分野で科学的にもビジネス的にも世界をリードし続けるため、新木場R&Dセンターでは設備、人員の双方を強化し研究開発を加速させていく考えだ。
2022年5月25日
2022年5月20日
インクジェット印刷技術をベースに、電子回路基板を低環境負荷で量産製造するエレファンテックは、4月1日付でアディティブマニュファクチャリングセンター(AMC)センター長に、三井化学から宮尾宙(みやお・ひろし)氏が着任したと発表した。
AMCは、インクジェット技術を中心としてアディティブマニュファクチャリング(AM:印刷による積層造形技術)を駆使したモノづくりが、より多くの分野でメジャーな製造方法になることを目指し、2020年4月に設置。味見試験から量産まで、顧客と試行錯誤する共創拠点となっている。
3月末に任期を終えた川本悟志前AMCセンター長(三井化学)の後任に宮尾氏を迎え入れた。三井化学・研究開発部副本部長の善光洋文ICTソリューション研究センター長は、「AM分野で世界最先端の技術をもつエレファンテックとの2年間にわたるAMCでの協業で様々な応用可能性が見えてきた」と振り返る。「今後、インクジェットによるAMの社会実装に向けて、共に素材から革新を起こしていきたい」と展望を語った。
これに対し、エレファンテックの清水信哉社長は「自社だけでは世界全体の持続可能性に大きなインパクトを与えることはできない。弊社がハブとなり、AMに必要な材料の開発やAMの応用先の拡大など、外部ステークホルダーとの連携推進が必要だ」と強調した。
AMを活用し持続可能なモノづくり技術を開発するエレファンテックと、従来の素材提案型ビジネスから社会課題視点のビジネスへの転換を図る三井化学、両社は協業を加速させている。さらなる連携強化を図り、インクジェットのAM技術の社会実装を推進していく。