ベンゼン市況が軟化、中国チップ拡大で交渉難航
UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、8月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比210ドル安の1980ドルで決着した。2000ドル台割れとなるのは、2021年4月以来となる。その背景として、世界経済の減速により世界的に高騰していたベンゼン市況がピークアウトしたことが挙げられる。8月のベンゼンACPも
2022年8月26日
2022年7月22日
2022年6月29日
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2022年2月2日
2021年12月24日
中国が需給悪化で大幅安、アジア市況に影響及ぶ
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、12月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比140ドル安の2070ドルで決着した。9月以来、3カ月ぶりの下落となる。この背景として、中国がアジア市場向けに安価なナイロンチップを輸出し、競合品である台湾チップの価格が押し下げられたことや、ベンゼン価格が弱含みとなったことが挙げられる。台湾メーカーがCPLメーカーに対し値下げ要求を強めたため、12月の契約価格は大幅な下落となった。
もともと中国のラクタムチェーン(CPL、ナイロン、紡糸)の各製品は、
2021年11月22日