クラレ 人工大理石事業、収益確保難しく撤退を決定

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2022年1月6日

 クラレはこのほど、人工大理石事業からの撤退を決定したと発表した。

 同社は、2009年に自社工場での人工大理石の生産を停止して以降、国外メーカーに生産を委託し事業を継続してきた。しかし、近年は厳しい市場環境が継続。国内外の事業に係わる諸条件の不安定さが増大する中で、今後も安定した生産と事業継続可能な収益を確保していくことが困難だと判断した。今年10月28日をもって出荷を終了し、12月末日に同事業の停止を予定する。

クラレ 人事②(2022年1月1日)

2021年12月28日

[クラレ・人事②](2022年1月1日)【技術本部】▽海外技術統括部長大熊宏和▽生産プロセス・設備開発推進部長嶋村重孝▽設備技術統括部設備管理統括グループリーダー井垣匡裕▽同部設計統括グループリーダー小田義弘▽同部電装統括グループリーダー兼動力統括部主管石野浩▽技術開発センター化学プロセス開発グループリーダー江口賢【ビニルアセテート樹脂カンパニー】▽生産技術統括本部研究開発・品質統括部長(倉敷駐在)兼ビニルアセテートフィルムカンパニー生産技術統括本部研究開発・品質統括部長(倉敷駐在)兼IPマネジメントセンター主管(倉敷駐在)楠藤健▽ポバール樹脂事業部グローバルオペレーショングループリーダー加藤雅己▽同事業部グローバル生産技術グループリーダー中野賢一▽エバール事業部主管羽田泰彦▽同事業部市場開発部長兼同事業部製品・品質統括部長尾下竜也【イソプレンカンパニー】▽生産技術統括本部長資延信雄▽同本部生産技術統括部長西村望▽イソプレンケミカル事業部化学品販売部長大垣正泰▽同事業部品質・開発統括部長中山修▽エラストマー事業部長岸井史郎▽同事業部クラリティ事業推進部長兼同事業部同部販売マーケティンググループリーダー豊田恭郎。

クラレ 人事①(2022年1月1日)

2021年12月27日

[クラレ・人事①](2022年1月1日)【経営企画室】▽室長補佐中東孝夫▽経営企画部次長松川英行▽IT統括部長薮田寿夫▽同統括部主管谷祥之介【サステナビリティ推進本部】▽本部長井出章子▽本部長補佐大木弘之▽サステナビリティ推進部長伊達毅▽品質マネジメント部長矢田和之▽法務部長吉冨亮弘▽同部主管永井靖▽【グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室】▽ITガバナンスグループリーダー(大阪駐在)兼データアナリティクスグループリーダー(大阪駐在)高原泰弘【経理・財務本部】▽本部長兼財務部長難波憲明▽経理部長國谷正弘【総務・人事本部】総務部長兼同部秘書グループリーダー野本健司▽研修所研修第1グループ主管鍛冶屋敷強▽大阪総務部長兼クラレ健康保険組合桃谷雄志▽人材開発部次長(大阪駐在)玉置孝二【購買・物流本部】▽原料部グローバル企画グループリーダー濃口浩治▽機材部長菅浦利之▽グローバル物流部長折戸靖▽同部リージョナル物流グループリーダー矢倉和紀【イノベーションネットワーキングセンター】▽ネットワーキング部長浜田健一【研究開発本部】▽知的財産部長三宅洋▽同部次長(倉敷駐在)小野陽二▽くらしき研究センター高分子研究所長犬伏康貴▽同センター環境・エネルギー研究所長前川一彦▽同センター同研究所主管西山正一▽つくば研究センター高分子材料研究所長中原淳裕▽ベクスター事業推進部長友野健。

クラレ 組織改正③(2022年1月1日)

2021年12月24日

[クラレ/組織改正③](2022年1月1日)【機能材料カンパニー】(環境ソリューション事業部)▽市場開発を加速するため「環境素材部マーケティング・テクニカルサポートグループ」を「環境素材部マーケティンググループ」と事業部直下の「テクニカルサポートグループ」に再編する▽「活性炭生産部加工課」と「電池材料生産部YP生産課」を統合し、人間生活と自然との調和・共存を目指した付加価値のある機能性加工商品を生産する「エコロジー材料生産部」を新設する▽「炭素材料研究開発部」に「電池材料生産部KN生産・開発グループ」を吸収し、基礎研究の強化による新機能材料の開発および先端技術の組み合わせによる地球規模の環境保全などの課題解決に繋がる高機能性商品の開発を行う「環境ソリューション研究開発部」に改組する(アクア事業推進本部)▽機能材料カンパニーに編入するとともに、「海外営業部」「膜販売グループ」の機能を統合再編し、水処理中空糸膜製品を販売する「アクア営業部」を新設する【繊維カンパニー】(クラリーノ事業部)▽サプライチェーンの強化とアジアシフトを加速させるため、「ライフスタイルマテリアル部靴資材課」を「フットウェアマテリアル部」に改組する▽「ライフスタイルマテリアル部」に「モビリティグループ」を新設し、自動車用途、IT用途の開発・開拓に注力し、「先端マテリアル部」は廃止する▽開発機能の効率化と機能向上のため、「生産・加工管理部成形開発グループ」と「加工開発グループ」を統合再編し、「クラリーノ開発部」に移管する。

クラレ 組織改正②(2022年1月1日)

2021年12月23日

[クラレ/組織改正②](2022年1月1日)【購買・物流本部】▽「ビニルアセテート樹脂カンパニー」および「ビニルアセテートフィルムカンパニー」から「国際事業部グローバルVAM戦略・購買グループ」を「グローバル企画グループ」に移管し、「国際事業部グローバル物流グループ」を「グローバル物流部」に改組する▽「グローバル企画グループ」は、その機能を「原料部」に移管再編し、特にグローバルな管理が求められる原料(VAM以外も含む)に関し、クラレグループ全体での企画及び調達業務を行う【イノベーションネットワーキングセンター】▽戦略のアップデートおよび全社イノベーションの仕組み作りに向けた主要プロジェクトを企画立案し推進するため、「戦略推進部」を新設する▽各組織間および顧客との連携を促し、新事業創出に向けた協業を加速化するため、「ネットワーキング部」を新設する【研究開発本部】▽電池材料に限らず、広く環境・エネルギーに関連する領域へ研究開発対象を広げるため、「電池材料研究所」を「環境・エネルギー研究所」に改組する【技術本部】▽開発テーマの早期設備化検討を推進するため、「生産プロセス・設備開発推進部」を新設する【ビニルアセテート樹脂カンパニー】(エバール事業部)▽市場開発機能を強化するため、「市場開発部」を新設する▽「グローバルオペレーショングループ」を廃止し、その機能を「エバール樹脂販売部」と「市場開発部」に移管する【ビニルアセテートフィルムカンパニー】(高機能中間膜事業部)▽「PVB事業部」を「高機能中間膜事業部」へ改称する。それに伴い、「PVB販売部」を「高機能中間膜販売部」へ改称する。

 

クラレ 組織改正①(2022年1月1日)

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2021年12月22日

[クラレ/組織改正①](2022年1月1日)【経営企画室】▽全社の組織横断プロジェクトを推進するため、「経営企画部」に「戦略推進グループ」を新設する▽全社横断のITプロジェクトを推進するため、「IT統括部」を「経理・財務本部」から「経営企画室」に移管する▽「マーケティンググループ」を廃止し、その機能を、新設する「イノベーションネットワーキングセンター」「グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室」および「IR・広報部」に移管する▽デジタルトランスフォーメーション(DX)を全社的に推進するため、「GDX推進チーム」を廃止し、その機能を新設する「グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室」に移管する【サステナビリティ推進本部】▽事業活動と密接に連携したサステナビリティ推進活動を強化するため、「CSR部」を「サステナビリティ推進部」に改組する▽リスク・コンプライアンス管理を充実するため、「サステナビリティ推進部」に「リスク・コンプライアンスグループ」を新設する【グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室】▽デジタル戦略を支える経営基盤としてITセキュリティを含むグローバルITガバナンスを構築、強化するため、「ITガバナンスグループ」を新設する▽営業、マーケティング活動でのデータ活用を推進するため、「経営企画室マーケティンググループ」の「GCRM推進チーム」を改組し、「グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室」に「GCRM推進グループ」を新設する▽統計、データ分析、プログラミングによってデータの価値を最大限に引き出し、意思決定をサポートするため、「データアナリティクスグループ」を新設する▽全社デジタルトランスフォーメーション推進に関する各種のプロジェクトを包括的に管理するため、「DXプロジェクト管理グループ」を新設する。

 

クラレ イソプレンケミカル関連製品を来月から値上げ

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2021年12月16日

 クラレは15日、イソプレンケミカル関連製品を2022年1月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は現行価格から「5~15%のアップ」。

 対象製品の各種コストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっており、事業収益は一段と悪化が進んでいる。このような状況下、採算改善を行い安定供給の維持を図るために、価格改定の実施を決めた。

クラレ PVA樹脂など4製品再値上げ、コスト高を是正

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2021年12月14日

 クラレは13日、ポリビニルアルコール(PVA)樹脂「クラレポバール」「エルバノール」、PVA系樹脂「エクセバール」「モビフレックス」の4製品について、14日出荷分から値上げすると発表した。10月に続く今年6度目の値上げ。改定幅は、いずれも国内が「60円/kg」、アジアパシフィック、北米・南米、中東・アフリカが「0.60米ドル/kg」、欧州が「0.50ユーロ/kg」。

 PVA樹脂の需給バランスの急速なタイト化が進む中、対象製品の各種コストの上昇は自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、同社は再度の価格改定に踏み切った。

クラレ クルマのオンライン展示会、未来の自動車づくり

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2021年12月13日

オンライン展示会

 クラレは、特設サイト「クラレとクルマ 展示会」(https://go.kuraray.com/auto2021)をオンラインで開催している。脱炭素社会の実現に向けた未来の自動車づくりをテーマに、開発品を含む27の製品・技術・サービスを紹介。素材・クルマ製造時CO2削減、および電動化などによる走行時CO2削減、安全性・快適性向上など、サステナブルで高機能な未来の自動車づくりに好適なソリューションを提案する。

 「脱炭素社会のクルマづくり」では、自動車に関わる様々な段階で発生するCO2削減に寄与する製品・技術を展示。車室空間など住環境に近い低濃度のCO2を湿潤環境下でも吸脱着可能なポリビニルアルコール(PVA)繊維(開発品)や、従来の樹脂では実現が難しかった軽量化が要求される構造部材に使用可能なポリアミド9T(PA9T)を用いた熱可塑性FRP(開発品)などを紹介する。

 また「これからのクルマづくり」では、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)としての車内空間に着目し、安全性・快適性や内外観の向上に寄与する製品・技術を展示。揮発性有機化合物(VOC)の発生源となる接着剤やエポキシ樹脂を使用せず、加熱によって自動車部材の固定が可能な熱膨張固定シート(開発品)や、光源を繊維の端面から取り入れることで発光し、車室内の光演出の表現自由度を高める導光繊維(開発品)などを紹介する。さらに、特集記事ページでは、クルマづくりに関する最新記事を順次掲載していく予定。

クラレ 来年1月から活性炭ならびに関連製品を値上げ

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2021年12月10日

 クラレは9日、活性炭ならびに関連製品(活性炭繊維や不織布、浄水器用の成型体など)について、2022年1月1日出荷分より国内・海外向け価格の改定を決定したと発表した。改定幅は、石炭系活性炭が「20~40%のアップ」、ヤシ殻系活性炭が「15~20%のアップ」となっている。

 活性炭の主要原料である石炭は世界的な需要増大により価格が高騰。一方、ヤシ殻についても、天候不順や人手不足により収穫量が大幅に減少しているため需給バランスがひっ迫し、価格が急騰するとともに、原料の安定調達が困難な状況が続いている。加えて世界的なコンテナ不足や人手不足により物流費が高騰しており、こうした傾向は今後もしばらく続くと見られる。

 このような状況下、同社は、これらのコスト上昇が自助努力による吸収の範囲を超えていることから、採算改善を行い、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決定した。