ダイセル 熟成にんにく成分の食品素材発売、抗疲労効果

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2020年7月17日

 ダイセルはこのほど、熟成にんにく(黒にんにく)に含まれる機能性成分「S‐アリルシステイン」(SAC)を含む素材を開発し、販売を開始した。

 SACは抗酸化作用をもつことが知られており、にんにくには微量しか含まれないが、にんにくを熟成させる過程で量が増える希少な成分。これまでSACの高濃度化には長い熟成期間が必要だったが、同社は短期間で得る新規方法を開発し、製品化した。

 同社は臨床試験で、SAC含有食品を4週間継続して摂取することにより、身体作業負荷によって生じた疲労感の回復が促進されることを確認。現在、「抗疲労」の機能性表示の取得に向け、消費者庁に届け出を行っている。同社は今後、SACの抗疲労効果のメカニズムについて、抗酸化を中心にさらなる研究を進めていく。

 また、抗酸化、抗疲労の食品を開発するメーカー向けにこの素材の販売を行うとともに、素材を使った自社ブランドでのサプリメント開発にも取り組んでおり、様々な環境変化の中で疲れを感じている人に役立ててもらえる商品を目指す。引き続き、人々の「美と健康」に関する健康食品素材の開発を進めていく方針だ。

 

ダイセル 内部通報制度が消費者庁の制度認証に登録

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2020年7月16日

 ダイセルはこのほど、内部通報制度「企業倫理ヘルプライン」が、消費者庁所管の内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)に登録されたと発表した。

 この制度は、事業者が自らの内部通報制度を評価し、認証基準に適合している場合に、所定のWCMS(ホイッスルブローイング・コンプライアンス・マネジメント・システム)マークの使用が許諾される制度のこと。

 ダイセルの「企業倫理ヘルプライン」は、公益通報者保護法が規定する労働者などからの法令違反等に関する通報への適正な対応の仕組みを定め、不正・不祥事の防止、早期発見を促進することを目的として設置。企業倫理(コンプライアンス)をサステナブルな経営を行う上での基盤の一つとして位置づけており、同制度のほかにも、法令順守活動、教育・研修プログラムなどのコンプライアンス活動に力を注いでいる。

 同社は今後も、さらなるコンプライアンス体制の強化に加え、役員・従業員一人ひとりへのコンプライアンス意識のより一層の浸透に向けて取り組んでいく考えだ。

ダイセル 人事(8月1日)

2020年7月8日

[ダイセル・人事](8月1日)▽レスポンシブル・ケア室安全基盤グループ主任部員尾野雅彦▽知的財産センター知的財産ソリューショングループ主任部員兼同センターライセンスグループ主任部員今井清太▽カスタマーセンター主席部員井上伸一。

ダイセル エクオール特許権侵害訴訟、控訴審でも勝訴

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2020年6月29日

 ダイセルはこのほど、被控訴人補助参加人として参加していた特許権侵害差止請求訴訟控訴審で、今月24日に知的財産高等裁判所より被控訴人側の勝訴とする判決が言い渡されたと発表した。

 同訴訟は、大塚製薬が、被告企業の製品が原告保有の特許権を侵害するとして、2017年に製品の差し止めを求め東京地方裁判所に提訴したもの。ダイセルは、当該製品の原材料となるエクオール「フラボセル EQ‐5」を被告企業に対して販売していることから、被告補助参加人として同訴訟に第1審より参加してきた。

 第1審では2019年1月に被告側の勝訴とする判決が言い渡されたが、大塚製薬は知財高裁へ控訴。そして、今回の控訴審判決でも、「フラボセル EQ‐5」を含む当該製品が「本件発明の技術的範囲に属さない」とし、大塚製薬の請求が棄却され、ダイセルを含む被控訴人側の勝訴となった。

 ダイセルは従来から、特許権など知的財産を重要な経営資源と位置づけ、知的財産を事業・研究開発活動と密に連携させている。また、知的財産によって自社製品を保護、第3者の知的財産権を尊重するとともに、今後も特許事件に対しては詳細を見極めた上で毅然とした態度で臨んでいく。同社は今後も、顧客に対して製品の安定供給を続けていく方針だ

ダイセル 人事(7月1日)

2020年6月23日

[ダイセル・人事](7月1日)▽社長室長、事業支援本部総務・秘書グループ主任部員三好史浩▽社長室主席部員、同本部コーポレート企画部主席部員山口照夫▽同室主任部員、同本部総務・秘書グループ主任部員石本大祐▽同室、社長補佐楢葉徹雄▽イノベーション・パークCSRセンターRCグループ主任部員吉岡修二。

ダイセル 役員人事(7月1日)

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2020年6月23日

[ダイセル・役員人事](7月1日)▽解兼Daicel Safety Systems Americas,Inc.Chairman、取締役専務執行役員戦略推進本部長兼セイフティSBU担当兼ヘルスケアSBU担当、原料センター担当榊康裕▽同、常務執行役員セイフティSBU長兼Daicel Safety Systems(Jiangsu)Co.,Ltd.董事長兼Daicel Safety Technologies(Jiangsu)Co.,Ltd.董事長川口尚孝▽ダイセルミライズ社長兼同社事業推進本部長、執行役員黒澤和哉。

ダイセル 酢酸セルロース製品がバイオマスプラの認証を取得

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2020年6月18日

 ダイセルは17日、主力製品の1つである酢酸セルロース(セルロースアセテート)製品が、日本バイオプラスチック協会(JBPA)より、バイオマスプラスチック(バイオマスプラ)と生分解性プラスチック(グリーンプラ)として認証を受けたと発表した。

フレーク状の酢酸セルロース
フレーク状の酢酸セルロース

 バイオマスプラは、植物原料などのバイオマスを主成分とする「自然から生まれた」プラスチック製品。今回認証されたのはセルロースジアセテートとセルローストリアセテートの原料粉体(フレーク状、顆粒状)、およびこのセルロースジアセテートから製造されるアセテート・トウと真球微粒子「BELLOCEA」。一方、グリーンプラは、生分解性を持つ「自然に還る」プラスチック製品。セルロースジアセテートの原料粉体と、これを原料とするアセテート・トウと「BELLOCEA」が登録された。

ともに「セルロース(ジアセテート)」の認証ロゴ
ともに「セルロース(ジアセテート)」の認証ロゴ

 今回の認証取得により、各製品へのシンボルマークの使用が可能になる。同社は欧米でも同様の認証取得を目指しており、海外認証機関へのデータ提出を行っている。また、世界的な海洋プラスチック問題の解決にもより一層貢献するため、生分解性を向上させた酢酸セルロース製品の開発やそれらの用途展開をさらに進めていく考えだ。

 酢酸セルロースは、植物由来の「セルロース」と自然界にも存在する「酢酸」を原料として製造する。廃棄後は水とCO2に生分解される環境にやさしい素材で、土壌や廃棄物中だけでなく、海洋中でも分解。同社の技術により、数カ月から数年の間で分解速度の調整も可能だ。

 この酢酸セルロースを利用した製品は、プラスチック材料として、様々な加工品に対応。包装容器や繊維、液晶保護用などのフィルム、化粧品などの原料として、すでに広く利用されている。今年1月には、従来の生分解性をさらに高めた新製品を開発。近年の環境配慮型製品への需要の高まりを受け、石油系プラスチックの代替として、広く提案を進めている。

工業コンポスト中での酢酸セルロース繊維の生分解
工業コンポスト中での酢酸セルロース繊維の生分解

 

ダイセル 人事⑤(7月1日)

2020年6月17日

[ダイセル・人事⑤](7月1日)▽イノベーション・パークCSRセンター所長、同パーク同センター総務グループリーダー井澤信吾▽同パーク同センター所長補佐熊見和久▽マルチプルプロダクションカンパニー神崎工場総務部長兼ダイセルバリューコーティング支援センター大谷歩▽解兼ダイセルバリューコーティング営業本部コーティングソリューション営業部、スマートSBUディスプレイBU機能フィルムグループ主席部員渡邊憲▽同同社神崎工場開発部コーティングソリューション開発グループ、同SBU事業推進室研究開発グループ機能フィルムチームリーダー髙橋啓司▽ダイセルミライズ社長補佐野村典平▽同社事業支援本部吉田新▽同田中功一▽同時岡利光▽同、カスタマーセンター神崎グループリーダー兼ダイセルバリューコーティングカスタマーセンター平田孝一郎▽同社事業推進本部片野博友▽同外崎一平▽同朝見芳弘▽同板倉雅彦▽同清水潔▽同社営業本部廣瀬洋司▽同西川浩二▽同松本大介▽同山下直▽同安田宗一▽同片山昌広▽同井元和彦▽同片山弘▽同兼同社名古屋支店佐々木智裕▽Shanghai Daicel Polymers,Ltd.広州分公司上野剛▽Daicel Miraizu(Thailand)Co.,Ltd.社長植野真司▽Daicel Miraizu(Hong Kong)Ltd.社長岡田訓典。

ダイセル 人事④(7月1日)

2020年6月16日

[ダイセル・人事④](7月1日)▽マルチプルプロダクションカンパニー播磨工場総務部副部長、事業支援本部人事グループ西播磨研修センター所長兼同本部同グループ主任部員平野敦久▽解兼ダイセルポリマー広畑工場長、マルチプルプロダクションカンパニー姫路製造所広畑工場長兼東洋スチレン立川真治▽同カンパニー同製造所同工場生産部長兼同カンパニー同製造所同工場同部生産グループリーダー、東洋スチレン神田光▽同カンパニー同製造所同工場同部同グループ主任部員舟引武司▽同カンパニー同製造所同工場同部同グループ第1室担当リーダー、東洋スチレン山本隆裕▽同カンパニー同製造所同工場同部同グループ第2室担当リーダー大浦浩平▽同カンパニー同製造所同工場同部設備管理グループリーダー瀬戸雅博▽同カンパニー同製造所同工場総務・安全環境グループリーダー有本一巳▽同カンパニー同製造所同工場同グループ主席部員仲田幸司▽同、チェーンプロダクションカンパニー姫路製造所網干工場総務部長畑理史▽同、同カンパニー同製造所同工場同部主席部員寺田圭司▽同、同カンパニー同製造所同工場安全環境部長秋山典彦▽同カンパニー同製造所同工場総務・安全環境グループ主任部員、同カンパニー同製造所同工場総務部主任部員畠中健一▽マルチプルプロダクションカンパニー同製造所同工場品質保証部長安田道生▽同カンパニー同製造所同工場同部主席部員、東洋スチレン奥村泰男▽同カンパニー同製造所同工場同部主任部員井上芳生▽同三木晶子▽同唐須靖隆▽同カンパニー同製造所同工場生産技術部長布田賢治▽同カンパニー同製造所同工場同部主任部員神崎慎也▽同、生産本部生産革新センター主任部員鈴木晋介▽同カンパニー神崎工場安全環境部長兼ダイセルバリューコーティング安全環境部加藤孝。