ランクセスはこのほど、イオン交換樹脂を使用した水処理システムの設計用ソフトウェア「レバプラス」に食品業界向けの新機能を追加したことを発表した。
この新しい機能を
2022年4月28日
2022年4月13日
2022年4月11日
ランクセスは7日、イオン交換樹脂「レバチット」および酸化鉄吸着剤「バイオキサイド」について、世界的に価格改定を行い、今後は変動制による追加料金を課すと発表した。
具体的には、現在の固定制による追加料金を変動制に移行し、毎月の関連する投入コストに基づき調整したうえで、追加料金が課されることになる。4月から5月にかけての追加料金は「1ℓ当たり約0.9ユーロ(または各国通貨での相当額)」が適用される予定。今回の価格改定は即時に適用され、個々の製品や地域の価格改定の詳細については、顧客ごとに個別に連絡するとしている。
今回の値上げは、ウクライナ紛争により、すでに逼迫したコスト状況がさらに悪化したことに対応するもの。現在、世界の市場はかつてないほど不安定な状況が続いており、エネルギー、原材料、輸送コストは、予測困難なほど急騰している。
2022年4月5日
2022年4月1日
ランクセスはこのほど、フレーバー&フレグランス(F&F)ビジネスユニットの製品ポートフォリオ全体(防腐剤、安息香酸塩、ベンジル系製品を含む中間体、アロマケミカル、多機能添加剤)について、世界的に価格を引き上げると発表した。今回の価格改定は即時に適用され、個々の製品や地域の価格改定の詳細については、顧客に個別に連絡する。
ウクライナ紛争による石油・天然ガスの記録的な高騰が、サプライチェーン全体に重大な影響をもたらしている。同社は、ロジスティクスと生産に多大な影響を及ぼす今だかつてない困難に直面していることから、今回の価格改定を決定した。F&Fの製品群は、幅広い消費者向け製品(食品、飲料、化粧品、クリーナー、洗剤、医薬品、動物飼料など)において、主に風味・香り・保存寿命、さらには重要な性能特性を付与する目的で使用されている。
2022年3月18日
2022年3月10日
2022年3月2日
2021年12月21日
ランクセスはこのほど、ハイパフォーマンスマテリアルズ(HPM)ビジネスユニットを法的に独立した新組織に移行すると発表した。来年前半より移行を開始する。
HPMは高性能プラスチックの主要サプライヤーの一つで、製品ポートフォリオにポリアミド、ポリブチレンテレフタレートと連続繊維強化熱可塑性プラスチック複合素材を擁し、生産工程の後方統合が進んでいることが特徴だ。
高性能プラスチックは主に自動車、電気・電子産業で使用され、特にエレクトロモビリティは自動車の筐体、バッテリーハウジング、充電インフラが主な用途で、同社のプラスチックにとって今後ますます有望な分野だ。この世界市場は非常にダイナミックに発展し戦略的に再編成され、多くの革新的な提携やパートナーシップを生み出しているため、独立した新組織により、成長機会を最大限に活用し柔軟に対応していく考えだ。
2021年12月6日
ランクセスはこのほど、原料の92%が循環型・バイオ原料であるポリアミド6(PA6)コンパウンド製品「デュレタン ブルーBKV60H2.0EF」の提供を開始した。
原料のシクロヘキサンにはバイオベースまたはリサイクルバイオベース、ケミカルリサイクル(CR)で製造したものを使用し、産業用ガラス廃棄物を再利用したガラス繊維を60重量%含有している。
前駆体に使用する代替原料は、化石由来原料の同等物(ドロップインソリューション)と化学的に同一で同じ特性を示すため、従来の化石燃料ベースの同等品「デュレタン ブルーBKV60H2.0EF」と同様に自動車用のフロントエンド、ブレーキペダル、オイルパンなどに使用でき、従来同様の製造ツールと設備で加工できる。
今回の新製品は、同社が循環型・バイオ原料への転換を進める新ブランド「スコープブルー」の最初の製品となる。同ブランドは、50%以上がリサイクルまたはバイオベースの循環型原料からなり、カーボンフットプリントが従来製品より50%以上削減された製品であることを示している。
原料の生産はISCC(国際持続可能性カーボン認証)Plus認証を受けており、同社生産拠点だけでなくサプライヤーから生産されたすべての前駆体にも適用される。同認証で導入されたマスバランス法により、最終製品中の持続可能物原材料の量が決定でき、含有量の透明性担保と追跡が可能になった。
この計算により、再生ガラス繊維を重量比で30%、35%、60%含有するPA6コンパウンド「デュレタンECOBKV30H2.0」「同35」「同60」を発表。また、同繊維を30%含有したポリブチレンテレフタレート(PBT)コンパウンド「ポカンECOB3235」と難燃性「ポカンECOB4239」の発売も予定している。
今後、持続可能原料の含有量を100%にするために、カーボンニュートラルな水素で合成したアンモニアが必要になる。また中期的には、使用する添加剤を持続可能な同等品に置き換えることも計画している。