三井化学 組織改正(4月1日)

2020年2月27日

[三井化学/組織改正](4月1日)1.新事業開発体制の刷新(組織の設置・廃止・再編)新事業創出加速による当社事業ポートフォリオ転換の早期実現を目指し「新事業開発センター」を新設し、あわせて新事業開発関係組織を以下の通り再編する①「次世代事業開発室」を廃止し同室所管の開発案件および機能を以下の通り移管する▽医療関係の開発案件を「新ヘルスケア事業開発室」に移管する▽医療関係以外の開発案件を「新事業開発センター」に移管する▽コーポレートベンチャリングGはその機能を拡大し、「オープンイノベーション推進室」として「新事業開発センター」管下に置く②「ロボット材料事業開発室」を本社Gレベル組織に改め、「新事業開発センター」管下に置く③経営企画部所管の「ICT材料事業開発プロジェクト」を本社Gレベル組織に改め「ICT材料事業推進室」として「新事業開発センター」管下に置く2.1部組織名称の変更①関係会社統括部を「関係会社支援部」に変更する(英文表記は変更なし)②システム部を「情報システム統括部」に変更する(同)。

三井化学 次世代メガネ、女性向け新フレーム第1弾を発売

, , ,

2020年2月25日

モダンなレトロ調パターンのフレーム
モダンなレトロ調パターンのフレーム

 三井化学はこのほど、次世代電子メガネ「タッチフォーカス」の、2020年春・新フレームコレクションの販売を開始した。

 第1弾として発売したフレームコレクションは、「テクノロジーを身につける洗練」をコンセプトに、年齢を気にせず前向きに生きる女性たちの感性にフィットする、上質で洗練された新しいハイエンドモデルをラインアップ。

 「大胆に」「鮮やかに」、そして「素のままに」という3つのキーワードを具現化した「レトロモダン調」「パステルカラー」「ヌードカラー」など、全10モデルを展開する。

 「タッチフォーカス」は、フレームのタッチセンサーに触れるとメガネレンズ内の液晶が駆動し、瞬時に遠近の視界の切り替えができる次世代メガネ。フレームデザインは、世界的デザインファームであるIDEO社と協業し、人間工学思想に基づいた機能美と様式美を満たすフォルムに仕上げている。

 今回のコレクションでは、「テクノロジーを纏う」という新しいスタイルに対するメッセージと、そのメッセージを体現するキャラクターとして、モデルの田中久美子さんを起用したキャンペーンを開始。全国60カ所の同製品取り扱い店や広告などでの販売促進と訴求を行っていく。

三井化学 サステナビリティ格付けの評価スコアが向上

, ,

2020年2月21日

 三井化学はこのほど、米国のS&Pグローバル社とスイスのロベコサム社による世界の代表的なサステナビリティ格付け「ロベコサム サステナビリティ アワード2020」で、「Industry Mover(インダストリームーバー)」に選定された。

 世界の主要な化学企業108社のうち、評価スコアが上位15%以上、かつ前年度からスコアが最も向上したことに対するもの。

 S&Pグローバル社とロベコサム社は毎年、世界の企業を対象に経済・環境・社会の観点で企業のサステナビリティ評価を行い、「サステナビリティ・イヤーブック」を発行。その中で「インダストリームーバー」を公開している。今回は約4700社が評価を受け、三井化学を含む55社(61業界)が選定された。

 SDGsをはじめとする社会課題の解決に向けて企業への要請が高まる中、同社は化学産業を「社会の基盤と革新を担う存在であり、持続可能な社会に向けて大きな責任を持つ」と位置づける。

 その認識の下、同社グループは「環境と調和した共生社会」「健康安心な長寿社会」を実現するため、環境貢献価値「Blue Value」とQOL向上貢献価値「Rose Value」の提供をはじめとする社会価値創造の取り組みを深化させ、社会と同社グループの持続可能な発展を目指している。

 なお同社は、米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社とロベコサム社による、ESG投資の世界的な指標「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス・アジアパシフィック(DJSI AP)」の構成銘柄にも2年連続で採用されている。イノベーションマネジメントや気候変動戦略、水リスク管理の項目について高い評価を受けた。

三井化学 6年ぶりに社長交代、4月に新体制が発足

, , ,

2020年2月10日

橋本修次期社長「さらなる企業価値向上目指す」

淡輪社長(左)と次期社長に就任する橋本専務
淡輪社長(左)と次期社長に就任する橋本専務

 三井化学は6年ぶりとなる社長交代人事を発表し、4月1日付で橋本修取締役専務執行役員が就任する。

 5日、淡輪敏社長とともに記者会見に臨んだ橋本専務は、「このたびは大変な重責を拝命することになり、非常に身の引き締まる思いだ」と胸のうちを明かし、「淡輪社長が旗を振ってきた

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

コンバーティングテクノロジー総合展 機能性材料が集結

, , , ,

2020年2月7日

三菱ケミカルのブース
三菱ケミカルのブース

 フィルムやシート、紙などの技術と材料、装置が一堂に会する総合展示会「コンバーティングテクノロジー総合展2020」が、先月29~31日に東京ビッグサイトで開催された。その中の構成展「新機能性材料展」と「JFlex」から、化学メーカー4社の展示を紹介する。

 三菱ケミカルはエポキシ樹脂の新しい応用として、開発品の高分子エポキシフィルムと伸縮性エポキシフィルムを中心に出展した。いずれも高熱性・高絶縁性などエポキシ樹脂固有の特徴を備えつつ、表面処理不要で様々なインクを塗布・印刷でき、無色透明で低位相差といった優れた光学特性も持っている。さらに、それぞれ高い可撓性と伸縮性があることから、ウエアラブルデバイスやセンサーなどとして活用が見込まれており、そうした製品例を展示していた。

 三井化学は機能紙研究会のブースで、ポリオレフィンを噴射生成した多分岐構造の繊維「SWP」を紹介。他素材と組み合わせることで、新たな機能を発現させることができる。最も分かりやすい例は

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

三井化学の4-12月期 基盤素材の海外市況下落で減益

, ,

2020年2月6日

 三井化学は5日、2019年度第3四半期(4-12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比10%減の9991億円、営業利益29%減の530億円、経常利益42%減の505億円、純利益53%減の271億円。

 同日開催の決算会見で久保雅晴代表取締役副社長は、「今期は厳しい事業環境の中、当社が強化している成長3領域のモビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージングでは、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

三井化学 臨床微生物学会に敗血症用試薬などを出展

,

2020年1月29日

 三井化学は、今月31日~来月2日に石川県金沢市で開催される「第31回日本臨床微生物学会総会・学術集会」に、敗血症向けの研究用試薬キットなどを出展するほか、周辺の試薬など独自のユニークな技術や製品を紹介する。

細菌迅速同定用PCR試薬キット
細菌迅速同定用PCR試薬キット

 同社は富山大学とともに、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法(Tm mapping法)の製品化に着手しており、今回は、研究用試薬として「細菌迅速同定用PCR試薬キット」「細菌DNA抽出キット」「Yeast-made Taq Polymeraseキット」を展示する。

 近年、がん治療や臓器移植などの医療の高度化に伴い、重篤な感染症のリスクが増えている。入院患者の主な死因は敗血症などの重篤な全身感染症であり、敗血症による死亡率は非常に高く、重篤な感染症患者を救命するためには、患者体内の感染症の起炎菌を迅速に検出・同定することが求められている。

細菌DNA抽出キット
細菌DNA抽出キット

 現在行われている血液培養検査は必ずしも完全ではなく、また、培養後に行う一般的な生化学的性状検査法では、検体提出から起炎菌の同定まで通常2~3日を要する。結果が判明するまでの間は経験に基づく治療を施行せざるを得ず、同定結果のないままに抗菌薬の選択を余儀なくされており、その結果、多剤耐性菌の出現や、抗菌薬の選択ミスにより重篤患者が致死的となる危険性など、感染症早期の治療では未だ重大なリスクを抱えているのが現状だ。

 これらの問題解決のため、同社は富山大学が開発したTm mapping法の実用化に向けた共同研究に取り組んでいる。この検査法は、血液培養を行わず、採血から5時間程度で未知の起炎菌を同定する新たな遺伝子検査法であり、感染症早期に同定結果に基づいた適切な抗菌薬選択が可能となる。

 なお、三井化学の展示は、石川県立音楽堂の企業出展会場で行われる(ブース番号:13)。同総会・学術集会は金沢市内にあるホテル日航金沢、金沢市アートホールの他の2カ所でも同時開催され、最終日の来月2日には、「新型コロナウイルス」に関する緊急企画として、国立感染症研究所感染症疫学センターの島田智恵氏らによる講演などが予定されている(石川県立音楽堂・邦楽ホール)。

三井化学 「スポーツエールカンパニー」に3年連続認定

,

2020年1月16日

 三井化学はこのほど、スポーツ庁から今年度の「スポーツエールカンパニー」に3年連続して認定されたと発表した。

 2017年度から始まったこの制度は、スポーツに対する社会的気運の醸成を図ることを目的に、従業員の健康増進のため、スポーツの実施に向けた取り組みを積極的に行っている企業を認定するもの。同社は社内で実施している「ヘルシーマイレージ合戦!」への取り組みが評価された。

 同社は社員の健康増進を労働安全や環境保全と同様に、重要な活動として経営方針に組み込んでおり、「組織で取り組み、全社員が進んで参加する」活動の浸透を図っている。

 「ヘルシーマイレージ合戦!」は、国内九事業所と出向者(海外赴任者含む)が参加対象で、3~6人で構成する任意のチームまたは個人でエントリーし、運動量や健康的な生活によって得られるマイルを、ゲーム感覚で楽しみながら貯める3カ月間のプログラム。マイルはパソコンやスマホアプリから手軽に入力できる。年に2回の実施により、直近3年間で延べ2万人を超える社員が参加した。国内社員の40%以上、海外でも5%以上の社員が参加している。

 本社を含めた計7事業所の健康管理室に配置している専属産業医や保健師、衛生管理者が運用・推進し、小規模事業所や関係会社の主要工場の嘱託産業医・看護師からの協力も得ながら、グループ社員の健康増進をサポートしている。同社は今後も全社員の健康増進を図るとともに、運動を通じたコミュニケーションの活性化に努めていく。

【新年特集】三井化学代表取締役社長 淡輪敏氏

,

2020年1月9日

構造改革を推進、引き続きリスク管理に注力

━2019年を振り返ってみて、どのような年でしたか。

三井化学 淡輪社長01 淡輪 世界経済は減速感を強めた。特に象徴的なのは自動車産業で、昨年の世界の生産台数は、前年比で6%マイナスの見通しになっている。また、自動車産業は裾野が広いことから、多分野に影響が出てきた感があった。

 一方、半導体産業は一昨年末に減速傾向が見えたが、足元では需要が戻ってきたと感じている。

━国内需要の動きはいかがですか。

 淡輪 国内では消費増税の影響などで多少の変動はあったものの、生活用品回りの需要は総じて底堅く、減速感は見られなかった。それを反映して、ナフサクラッカーの稼働率も95%を若干下回るレベルを維持しており、高稼働となっている。

━2020年の見通しについて。

 淡輪 自動車でいえば、今のところまだ回復の兆しは見えていない。不確定要素が多く、期待感を強く持つことはできない。一方、半導体については、次世代通信5GやEUV(極端紫外線)といった次世代技術が出てきたことで、景気とはまた別の動きになるだろう。

 今年は5Gの普及が加速するとみられ、昨年来、半導体メーカーの間では、微細化技術のEUVリソグラフィに関連する露光機の調達が進んできている。当社製品ではEUV対応のフォトマスク防塵カバー「ペリクル」に期待しているところだ。

━今年のキーワードは。

 淡輪 昨年はキーワードとして「リスク管理」を挙げたが、今年も引き続き注力しなければならない。また、今年は

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について