汎用4樹脂 10月国内出荷はPEとPPが前年比プラスに

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2020年11月24日

 業界筋によると、10月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)は前年を上回り、ポリスチレン(PS)は前年を下回った。コロナ禍の落ち込みから、国内産業の生産活動や消費動向の持ち直しの動きが見られたことが背景にある。

 PEではフィルム分野の出荷は前年を下回るも、LDPEでは前年割れが続いていた加工紙分野がプラスに転じたほか、HDPEの中空成形分野、射出成形分野は引き続きプラスとなった。またPPでは、射出成形分野の出荷が前月に続いて前年を上回った。PSは雑貨・産業用をはじめ全分野で出荷が前年を下回った。

 10月の出荷合計を品目別に見ると、

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汎用4樹脂 9月の国内出荷はPPとPSが前年比プラス

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2020年10月23日

 業界筋によると、9月の汎用4樹脂の国内出荷は、ポリプロピレン(PP)とポリスチレン(PS)が前年同月比プラス。低密度ポリエチレン(LDPE)は前年並みだったが、高密度ポリエチレン(HDPE)はマイナスとなった。コロナ禍の影響により、前月まで前年割れの状態が続いていたが、ようやく出荷に明るい兆しが見え始めている。

 LDPEはフィルム分野の出荷減少幅が縮小し、HDPEでは中空成形分野などの出荷増が見られている。また、PPは射出成形分野の出荷が前年をわずかに上回ったほか、フィルム分野、押出成形分野などの出荷も増加した。PSはフォームスチレン(FS)向けに出荷が増加し、包装分野、雑貨・産業分野とも増加した。

 9月の出荷合計を品目別に見ると、

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汎用4樹脂 8月の国内出荷は2カ月ぶりに全樹脂がマイナス

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2020年9月18日

 業界筋によると、8月の汎用4樹脂の国内出荷は全樹脂が揃って前年同月比マイナスとなった。低密度ポリエチレン(LD)、高密度ポリエチレン(HD)、ポリプロピレン(PP)は減少傾向を継続し、ポリスチレン(PS)は2カ月ぶりに前年を下回った。引き続き近年の出荷量としては低レベルの出荷となった。

 ポリオレフィンでは、主用途のフィルム分野で、LDは減少幅が縮小したものの、HDは依然として低調に推移。PPは前月に一時的な増加が見られたが、再び前年割れとなった。フィルム以外の用途では、PPの射出成形分野の出荷が輸送機械産業の操業正常化に伴って減少幅が縮小した。PSは包装分野の出荷が前年並みに落ち着く一方で、雑貨・産業分野などの減少からマイナスとなった。前月比では、夏季休暇による稼働日減少もあり、4樹脂ともに大幅なマイナスとなった。

 8月の品目別の出荷合計は、LDは

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フタル酸系可塑剤 2020年上期の国内出荷は10万t割れ

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2020年9月2日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、2020年上期(1-6月期)のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同期比16.5%減の8万5100tとなり、10万tを大きく割り込んだ。

 品目別に見ると、DOPは

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石化協 7月のMMAモノマー国内出荷は22%減に

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2020年8月21日

 石油化学工業協会が20日に発表した7月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比22%減の9000t。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが

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汎用4樹脂 7月の国内出荷は前年比マイナスも改善傾向

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2020年8月21日

 業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LD)、高密度ポリエチレン(HD)、ポリプロピレン(PP)は前年同月比でマイナスを継続。6月に引き続き単月の出荷量として近年では最低レベルの出荷となった。

 特にLD、HDではフィルム分野を中心にほとんどの分野で出荷が減少している。PPは射出成型分野の減少が続いているが、フィルム分野、繊維向けの出荷では持ち直しが見られる。ポリスチレン(PS)は、前年の出荷が総じて低レベルだったこともあり、包装分野、雑貨・産業分野での出荷増から僅かながらプラスとなった。

 一方、前月比では、4樹脂ともプラスとなった。定修による供給ネックが解消されたことに加え、消費マインドや製造業の生産活動が改善されたことが背景にある。

 7月の品目別の出荷合計は、LDは

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汎用四樹脂 6月の国内出荷は制限解除で持ち直しの動き

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2020年7月27日

 業界筋によると、6月の汎用四樹脂の国内出荷は、すべての樹脂で前年同月比マイナスを継続。5月に引き続き単月の出荷量として近年では最低レベルの出荷となった。ただ前月比では、営業日数の増加に加え、5月下旬にコロナ禍による緊急事態宣言が解除されたことでプラスに転じた。個人消費の面では厳しい状況が続いているものの、経済活動が再開されたことで持ち直しの動きが出始めているもようだ。

 前年比で分野別に見ると、主用途であるポリエチレン(LDPE、HDPE)のフィルム分野、ポリプロピレン(PP)の射出成形分野、ポリスチレン(PS)の包装分野の出荷で大幅な減少が見られた。

 6月の品目別の出荷合計は、

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フタル酸系可塑剤 5月の国内出荷は8カ月連続で減少

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2020年7月1日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、5月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比36.0%減の1万700tとなり、8カ月連続でマイナスとなった。

 品目別では、DOPは

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汎用四樹脂 5月の国内出荷は近年で最低レベルを記録

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2020年6月19日

 業界筋によると、5月の汎用4樹脂の国内出荷は、すべての樹脂で前月比、前年同月比ともにマイナスとなった。近年の5月の出荷量としていずれも最低レベルとなっている。連休に伴い営業日数が減少する中、緊急事態宣言下の消費動向は前月に比べ改善傾向が見られたものの依然として厳しい状況が継続した。また、産業分野での輸送機械関連などを中心とした生産面のマイナス影響も出ている。

 前年比で分野別に見ると、主用途であるポリエチレン(LDPE、HDPE)のフィルム分野、ポリプロピレン(PP)の射出成形分野、ポリスチレン(PS)の包装分野の出荷で大幅な減少が見られた。

 5月の品目別の出荷合計は、LDPEは

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汎用四樹脂 4月の国内出荷は全品目で前年比マイナスに

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2020年5月25日

 業界筋によると、4月の汎用4樹脂の国内出荷は、すべての樹脂で前年同月比マイナスとなった。緊急事態宣言下の外出自粛に伴う個人消費の急減、輸送機械や関連産業での断続的な工場の停止などの影響が出ている。ポリエチレンのフィルム分野、ポリスチレン(PS)の包装資材関連の出荷が減少。また、ポリプロピレン(PP)の産業用途向けの射出成形分野の出荷が減少した。

 一方、前月比では、低密度ポリエチレン(LDPE)では前月に減少したフィルム分野、ラミネート分野の出荷が増加しプラス。高密度ポリエチレン(HDPE)はパイプ分野などの出荷減少から、PPは射出成形分野の大幅な減少から、それぞれマイナスとなった。PSは前月の出荷が一時的に増加した側面もあり反動でマイナスとなった。

 4月の出荷合計を品目別に見ると、

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