帝人フロンティア 福岡のエコプロジェクトに協力、海岸清掃など

, ,

2019年8月19日

 帝人フロンティアは、福岡県福津市で開催される、野外音楽フェスティバル「宗像フェス」の会場内で発生する資源ごみの回収や、宗像市と福津市で行う海岸清掃などの環境活動をサポートする。

 今回協力する「宗像フェスecoプロジェクト」は、「宗像フェス」の実行委員会が、両市での海岸清掃活動などを通じ、幅広い世代で環境問題を考えるきっかけを作ることを目的に、2015年に開始した環境保護啓発活動。海岸清掃でペットボトルを含む資源ごみを回収するほか、環境保護や海洋プラスチックごみの削減などに向けた、環境学習事業・講演会などの活動を行っている。

 一昨年からは同プロジェクトの一環として、「宗像フェス」会場内で、資源ごみの回収を実施している。同社は昨年から「宗像フェスecoプロジェクト」に協力しており、今回は24日に福津市中央公民館で行われる海洋プラスチックごみの削減に向けた環境学習事業に協力するのをはじめ、同日、恋の浦海岸で行われる海岸清掃、来月の21、22日に実施する「宗像フェス」会場内に設置する、エコブースで回収される資源ごみの分別などを行う。

 回収したペットボトルは、来年の「宗像フェス」のオフィシャルグッズなどにリサイクルする。また、リサイクルを身近に感じてもらうため、同社のリサイクルポリエステル繊維「エコペットプラス」を使用したTシャツを、海岸清掃活動の参加者に提供する。同社は環境活動指針として「THINK ECO」を掲げており、今回のような環境保護啓発活動への協力など、地球環境に優しい行動を実践している。

 今後もこうした取り組みを積極的に推進することにより、さらに「地球環境に優しい企業」を目指していく。

帝人フロンティア 抗菌防臭機能のタオル寝具、3アイテムを発売

,

2019年7月5日

 帝人フロンティアはこのほど、抗菌防臭機能をもつタオル寝具「エアクール」シリーズの販売を開始すると発表した。タオルケットとフィットシーツ、ピローカバーの3アイテムで、2日からテイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」で販売を開始し、その後、テレビ通販やインターネット通販でも販売する。

 「エアクール」シリーズの特長は、グループ会社の東邦テキスタイルが展開する抗菌防臭糸「サンクローネ」を使用することにより、黄色ブドウ球菌やモラクセラ菌などの雑菌の増殖を抑制し、汗によるニオイや部屋干しによる生乾き臭の発生を抑えること。

 「サンクローネ」には抗菌剤が練り込まれているため、洗濯を繰り返してもニオイを抑制する効果が持続する。また、タオルケットは部分的に網の目状のクロスメッシュ織りとしており、空気が通る隙間ができることから、体との間にこもる熱を外に放出する。

 さらに、フィットシーツとピローケースは、周囲にゴムを使用しているため、敷ふとんやマットレス、枕に上からかぶせるだけで装着が可能で、着脱が容易になっている。

 タオルケット・フィットシーツ・ピローカバーのいずれも、素材はパイル部分(サンクローネ)が綿50%・レーヨン50%、地糸部分は綿100%。色はミントグリーンとラベンダーの2色。

 価格(税別)は、タオルケットのシングルが6980円、セミダブルは8480円、ダブルは9980円。フィットシーツはシングルが6580円、セミダブルが7980円、ダブルは9280円。ピローカバーは1580円。販売目標は今年度が2000万円、来年度には3000万円となっている。

 

帝人フロンティア CSRセミナーを27日に石川県小松市で開催

,

2019年6月19日

 帝人フロンティアは27日、石川県小松市の帝人加工糸で「サプライチェーンCSR(企業の社会的責任)セミナー」を開催する。

 CSRやサステナビリティに関する取り組みが企業に期待される中、日本で初開催となる今回のセミナーでは、最近のCSRの状況や、帝人フロンティアのCSR調達全般に関わる取り組みとともに、外国人技能実習制度に関する課題や具体的な取り組みについて紹介する。

 講演内容は①「CSRの潮流」(エナジェティックグリーン)②「CSR調達の進め方」(帝人フロンティア)③「外国人技能実習制度に対する取り組み」(同)。

 このセミナーは、帝人フロンティアが2012年から取り組んでいるCSR調達推進の一環として開催しているもので、これまでベトナム・ミャンマー・中国で、取引先での法令順守と人権保護の徹底を目的に計8回開催している。

 今回は、日本国内での外国人技能実習制度が注目される中、CSR調達に対する理解を深めるため、同社として初めて日本国内で開催することにした。

 同社は素材の開発・調達から製品化に至るまでの一貫したバリューチェーンをグローバル展開しており、事業継続の観点からCSR調達を極めて重要な課題と捉え、社員研修をはじめ、国内外の取引先に対するアンケート調査や監査など、さまざまな活動を展開している。

 「サプライチェーンCSRセミナー」については、国内外で継続的に開催することにより、今後さらにCSR調達の輪を広げていきたいと考えている。

 

帝人フロンティア 米アウトドアスポーツ展に出展

,

2019年6月14日

 帝人フロンティアは18~20日に米国デンバーで開催される、 世界最大のアウトドアスポーツ国際見本市「アウトドア・リテーラー・サマーマーケット」に出展する。

 今回は主力素材である「デルタ」シリーズを中心に、スポーツウェアに求められる高い機能性と風合いの良さ、ファッション性を兼ね備えたハイブリッド素材を数多く展示する。

 主なプロモート素材は「アスティ」「デルタピーク」「オクタ」と植物由来素材。

 「アスティ」はアスレジャーに最適なコットン調ポリエステル高機能素材。一本の糸の中に細い部分と太い部分を不均一に混在させることで、ポリエステル長繊維でコットンの外観と風合いを実現した。吸汗速乾性やUVカット性などの優れた機能性を兼ね備える。また、リサイクル原料による繊維を使用していることから、環境にも配慮した素材である。

 「デルタピーク」は物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型新素材。緻密でフラットな特殊構造により、軽量で引っ掛かりにくく、形態安定性、ストレッチ性、防透性など、多くの機能性を持つ。今回の出展では、理想的な着圧感と天然素材のような風合いや外観の両立を実現した「デルタSLX」など、さまざまなバリエーションを紹介する。

 「オクタ」は中空糸に8本の突起を放射線状に配列した高異型特殊断面ポリエステル繊維。8本の突起が生み出す繊維間の空隙が、吸汗速乾性や嵩高性などのさまざまな機能を発揮する。今回は「オクタ」を使用し、中綿と裏地を一体化した快適機能素材「オクタCPCP」も紹介する。

 植物由来素材としては、ソフトな肌触りと快適なストレッチ性が特徴で、形態回復性・耐久性にも優れるポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」など、構成成分の一部が植物由来の素材を提案する。

 これらの製品以外では、環境活動指針として掲げる「THINK ECO」をアピールするとともに、マイクロプラスチックへの対応、化石資源の消費抑制とCO2排出量の低減に貢献するソリューションを積極的に提案し、北米市場での同社素材のさらなる認知度向上と、新規顧客の開拓を目指す。

 

帝人フロンティア 除湿マットの新シリーズ3タイプを通販サイトで発売

,

2019年6月10日

 帝人フロンティアは除湿マット「快眠ドライPLUS(プラス)」シリーズを、今月からインターネット通販サイトのアマゾンと、テイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」で販売する。

 「快眠ドライPLUS」は、2009年に販売を開始した「快眠ドライ」の機能を向上させたリニューアル製品。「快眠ドライ」は、綿の約7倍の吸湿性を持つ帝人フロンティアの高吸水・高吸湿繊維「ベルオアシス」を、シート部のわた全体の約20%に使用している除湿マットである。

 敷布団の下に敷くことで、寝汗などによる布団の湿気を吸収するため、蒸れ感が軽減され、気持ち良い睡眠をもたらす。また、布団の下のカビ予防やフローリングの結露予防にも効果を発揮する。

 さらに、本体重量が約720g(シングルサイズ)と軽量であるため扱いやすく、4~5時間の天日干しや日陰干しで、吸湿力が復元するなど手入れが簡単だ。

 「快眠ドライPLUS」シリーズは、こうした「快眠ドライ」の特長に「防ダニ加工・抗菌防臭」「抗カビ加工・制菌」「高吸湿/高性能」の機能をそれぞれ付加した3タイプから成る。

 防ダニ加工・抗菌防臭タイプは、防ダニ・抗菌防臭加工わたを使用し、優れたダニの忌避効果とニオイ菌の増殖抑制により防臭効果を発揮する。

 抗カビ加工・制菌タイプは、抗カビ・制菌加工わたを使用し、マット表面のカビの発生、臭いの原因となる菌や人体に有害な菌の繁殖などを抑えて清潔さを保つ。

 高吸湿/高性能タイプは、「快眠ドライ」の3倍以上の「ベルオアシス」を配合し、3倍の吸湿性能を発揮することで、より快適な睡眠をもたらす。

 同社では、今年度の販売目標を6000万円、来年度は1億円としている。

帝人フロンティア 超極細繊維を使用の遮熱スポーツキャップを開発

, ,

2019年6月7日

 帝人フロンティアはこのほど、超極細繊維「ナノフロント」を使用した、遮熱性に優れるスポーツキャップ「エアピーク・プロ」を、ビルマテルと共同で開発したと発表した。

 造園土木工事や造園用資材、衣料品の販売などを手がけるビルマテルが、8日からインターネット通販サイトのアマゾンで先行販売を開始する。

 「ナノフロント」を使用した生地は、微細で高密度な構造となっていることから、通常の繊維を用いた生地に比べ、太陽光の中で熱を伝える近赤外線を反射する効果が高いという特徴がある。このため、「エアピーク・プロ」は、従来品である「エアピーク」よりも帽子内の温度上昇を抑制する効果が高く、一般的なスポーツキャップに比べ、帽子内部の温度上昇を約13.5℃抑制する。

 また、ゴムひもによってサイズ調整が可能なので着用感に優れ、ゴムひもや帽子に付けたブランドロゴに反射材が含まれていることから、夜間の視認性にも優れている。さらに、ツバの裏面はダークグレーなので、太陽光の照り返しを抑え、まぶしさを軽減する。

 ビルマテルは2017年から自社開発したスポーツキャップ「エアピーク」を販売。この製品は帽子のツバと頭頂部、側頭部に通気口があることから、帽子内部の換気機能に優れ、一般的な帽子に比べ帽子内の温度や湿度を低減させることができる。しかし、市場では近年の気候変動から、夏場の暑さ対策として帽子内部の温度を、より一層低下させる製品が求められている。

 こうした中、ビルマテルは帝人フロンティアと共同で検討を重ね、従来品である「エアピーク」に「ナノフロント」を使用し、「エアピーク・プロ」の開発に成功した。「ナノフロント」がスポーツ向け帽子に使用されるのは初めて。

 「エアピーク・プロ」の素材はポリエステル100%、色は白、サイズはフリー(55~60cmで調整可能)。標準価格は5800円(税別)で、今年度の販売目標は1000万円、来年度は2000万円。

帝人フロンティア 再生ポリエステル高機能新素材を提案

, ,

2019年6月7日

 帝人フロンティアは2020年秋冬向けのアスレジャー用新素材として、コットン調リサイクルポリエステル高機能素材「アスティ」を提案する。6~7日に東京・日本橋浜町のプラザマームで開催中の「スポーツウェア素材展」で紹介している。

 スポーツ用素材はこれまで機能性を追求してきたが、さらなる機能性に加え、タウンユースとしての着用快適性や意匠性、さらにはマイクロプラスチック問題への対応なども求められるようになっている。

 「アスティ」はこうした市場の要望に応えるため、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

帝人フロンティア 超極細繊維使った新タイプの耐切創性手袋を開発

2019年6月6日

 帝人フロンティアはこのほど、ミドリ安全と共同で、外部接触面に超極細繊維「ナノフロント」を使用した耐切創性手袋「カットガード132NF(エヌエフ)」を開発したと発表した。すべりにくさと異物混入防止性を両立した新タイプの製品で、3日からミドリ安全が販売を開始した。

 「ナノフロント」を使用した生地の表面には、ナノサイズの凹凸があり、これにより通常の繊維生地に比べて表面積が大きくなることから、高い摩擦力を発揮。コーティングタイプの手袋と同様のすべり止め効果や作業性が得られ、その効果は水を扱う状況でも持続する。

 ノンコーティングタイプのため異物混入防止性が高く、精密機械や食品加工などの生産現場でも、ウレタン樹脂が混入する心配がない。手袋に厚みができないので、使い捨て手袋の下に着用して使用することが可能。また、すべり止め効果に優れることから、重ねて着用する際も手袋内でずれが生じづらい。

 自動車や精密機械、食品加工などの工場、設備のメンテナンス、建設などの作業現場では、切創事故の防止を目的として耐切創性手袋が広く使われており、最近は特に作業性の向上や、異物混入リスクの排除などの機能を兼ね備えたものが求められている。

 耐切創性手袋には、すべり止め効果を目的に手のひら部分をウレタン樹脂で覆ったコーティングタイプ、使い捨て手袋の下に着用する想定でウレタン樹脂を使用しないノンコーティングタイプがある。しかし、コーティングタイプはすべり止め効果に優れるものの、ウレタン樹脂が剥がれ落ちて異物混入につながったり、手袋の厚みにより作業効率が落ちたりするなどの問題があった。

 一方、ノンコーティングタイプには、すべり止め効果がないため作業がしづらい、使い捨て手袋の下に着用する際に手袋内でずれが生じてしまう、などの問題があった。

 両社は外部接触面に超極細繊維「ナノフロント」を使用することで、すべり止め効果と異物混入防止性を両立した。標準価格は一双750円(税別)。販売目標は2019年度が3000万円、2020年度が5000万円。

帝人フロンティア 半導体製造向け超極細繊維の研磨パッドを開発

,

2019年5月28日

 帝人フロンティアはこのほど、半導体用シリコンウエハーの製造で、品質の安定とコスト削減の両立を実現する、超極細繊維「ナノフロント」を使用した研磨パッドを開発したと発表した。半導体メーカーとフラットパネルディスプレイメーカーをターゲットとして、今年度中に販売を開始し、2025年度に売上10億円を目指す。

 同社が開発した研磨パッドは、「柔軟性」と「吸水性」のあるポリマーを原料として製造した「ナノフロント」製不織布に、ポリウレタン樹脂を含浸させたもので、多くの特長をもつ。

 ①パッド部分に使用した「ナノフロント」は表面に吸水性があり、繊維間の空隙数が多いことから、パッド表面が砥粒(研磨材の粒子)の付着性と砥粒研磨液の保持性に優れる。

 ②これにより、研磨液の砥粒濃度を下げても、パッドに高い密度で砥粒が付着するため、充分な研磨効率を発揮する。

 ③「ナノフロント」の柔軟性により、シリコンウエハーの鏡面仕上げも同時に行える。

 ④「ナノフロント」を使用した不織布は表面積が非常に広く、液中の砥粒の凝集を抑制する効果があり、研磨品質の安定化に寄与する。

 開発の背景には、近年のスマートフォンやEVなどの普及に伴う半導体の高性能化や低価格化があり、シリコンウエハー製造での品質の安定とコスト削減のニーズが高まっている。

 また、シリコンウエハーに求められる表面の平坦性や鏡面性といった品質特性を発現させるためには、異なる硬度のパッドを使用した研磨作業が必要で、そのために工程が複数にわたらざるを得なかった。

 加えて、シリコンウエハーの製造に使用する砥粒の研磨液が製造コストの中で大きな割合を占めることから、研磨品質を維持しつつ、砥粒研磨液の使用量を削減することが課題となっている。

 同社は今後、さらに「ナノフロント」のポリマーの種類や、ポリウレタンの含浸技術、研磨液との相乗効果などに着目しながら、さまざまな市場ニーズへの対応を目指し、研磨パッドの製品バリエーションを拡大していく。

 

帝人フロンティア 独スポーツ機能素材展に環境配慮型素材など出展

,

2019年4月26日

 帝人フロンティアは25日、ドイツのミュンヘン見本市会場で589日に開催されるスポーツ機能素材を中心とした素材展示会「Performance Days」に出展(ホール:C6、展示ブース:№I-10)すると発表した。

 今回は、着用時の快適性を追求して開発したスポーツウェア向けの高機能素材を紹介するとともに、環境負荷低減に貢献するリサイクル繊維や植物由来原料を活用した素材、非フッ素耐久撥水加工素材などを展開していく。

 主な高機能素材は、物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型新素材「デルタ」、中空糸に8本の突起を放射線状に配列した高異型特殊断面ポリエステル繊維「オクタ」を生地のパイル面に用いた「オクタCPCP」、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を使用し、ソフトな新感触と快適なストレッチ性をもつ「ソロテックス」など。「オクタCPCP」では春夏向けの軽量タイプを、「ソロテックス」では日本製品に加え、新たにタイのグループ会社で開発・量産化したテキスタイルを展示する。

 また、非フッ素耐久撥水加工素材では、フルオロカーボンフリーの地球環境にやさしい耐久撥水加工を施した、「デルタ」「カラット」「フリーモPRO」などの主要素材を提案していく。