財務省が27日に発表した貿易統計によると、10月の輸入ナフサ価格は407.56ドル/t、CIF2万9900円/kl(為替レート:105.5円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は3万1900円/kl。10月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比3ドル高、円ベースでは為替が円高に振れたこともあり100円安となったが、ほぼ前月並みで推移した。
C&Fジャパン・スポットナフサの月平均価格を見ると、
2020年11月30日
2020年10月30日
2020年10月1日
2020年8月31日
財務省が28日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は338.97ドル/t、CIF2万5000円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は2万7000円/kl。
7月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比90.58ドル高、円ベースでは6500円高と、いずれも5カ月ぶりに上昇。国産試算価格は32%高と大きく反発した。
スポットナフサの月平均価格は、4月194ドル/t、5月267ドル/t、6月360ドル/t、7月393ドル/tと4月以降は上昇基調にあり、足元では415ドル/t前後で推移している。2Q(4-6月期)は2万5000円/klと大幅に下落した国産ナフサだが、3Q(7-9月期)は上昇に転じる見込み。
2020年7月31日
コロナ禍も原油価格が上昇、3Qは反転見込む
財務省が30日に発表した貿易統計によると、2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は2万5000円/klとなり、1Q(1-3月期)の4万4800円から1万9800円安と大幅に下落した。国産ナフサ価格が3万円を割り込むのは、リーマンショック後の2009年1Q以来となる。
国産ナフサ価格が大きく下落した背景として、コロナ禍による世界経済の減速と、協調減産の混乱による原油価格の低迷が挙げられる。中国に端を発した新型コロナウイルス感染症は年明け以降、次第に世界へと拡大。ロックダウン(都市封鎖)など各国の感染防止策への対応から人やモノの動きが停滞し、世界経済の減速・後退が顕在化した。
一方、原油価格は、ロシアを含めたOPECプラスによる協調減産が破棄されたことで3月上旬に暴落。WTIは一気に下落基調となり、
2020年6月29日
2020年5月29日
2020年5月7日
コロナ要因でナフサ急落、2Qは大幅下落が濃厚
財務省が28日に発表した貿易統計によると、1Q(1-3月期)の国産ナフサ価格は4万4800円/klとなり、2四半期連続で上昇した。しかし、足元では新型コロナウイルス感染症の拡大による世界経済の減速が顕在化。スポットナフサ市況は200ドル/t前後での取引となっており、試算した国産ナフサ価格は2万円/klを割り込む展開となっている。
世界に蔓延する新型コロナの終息の兆しが見えない中、2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は2万7000~2万8000円/klと大幅な下落が予想され、リーマンショック後の2009年1Q以来となる3万円/kl割れとの見方も出ている。
こうした中、誘導品の需要が弱含んでいることを背景に、エチレンをはじめ各種石化製品も、市況下落によりスプレッドが悪化。化学メーカーにとっても石化事業の環境が厳しくなっており、もう一段の構造改革といった経営判断が迫られそうだ。
原油価格は昨年から大きくトレンドが変化している。昨年の9月初旬以降は、サウジ石油施設が攻撃されるなど、高まる中東情勢の緊張から原油の供給懸念が広がり上昇基調となった。それに連動する形でスポットナフサ市況も
2020年4月1日
2020年2月28日