日本化学会 化学グランプリの各賞が決定、5人を大賞に選出

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2023年9月5日

 日本化学会と「夢・化学‐21」委員会はこのほど、「化学グランプリ2023」(通称:化学の甲子園)の大賞および各賞の受賞者を選出したと発表した。

 大賞には、

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「夢・化学‐21」委員会 小学生を対象に実験ショーを開催

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2019年7月16日

 化学の学会と産業界で組織する「夢・化学‐21」委員会は8月3~4日、東京都千代田区の科学技術館で、小学生を対象とした無料の化学実験体験イベント「夏休み子ども化学実験ショー2019」を開催する。出展する化学企業や団体は、面白くて夏休みの自由研究にも生かせる全16プログラムを用意する。

 同ショーは子どもたちに「化学のスゴさ」を体感してもらうことで、化学に興味を持つきっかけをつくることを目的に、1993年から毎年開催し、今年で27回目となる。

 実験体験イベントでは、企業の研究者や大学の先生の指導のもと、小学校の授業ではできない趣向を凝らした実験が体験できる。光を当てると固まる樹脂、貼り付けたらすぐにくっつく接着剤、普通は混ざらない水と油を混ぜる実験など、バラエティ豊富で自由研究に生かせる面白い実験をそろえている。元素を学ぶ「化学検定」もある。なお、実験は当日予約が必要な「当日予約イベント」と、予約なしで自由に参加できる「自由参加イベント」がある。

 ステージイベントでは、中学・高校の先生たちが、おもしろい化学の実験を見せてくれる「なぜナニ化学クイズショー」を1日2回実施する。実験の途中で先生がクイズを出題。3択式なので小学1年生でも参加でき、兄弟でも親子でも一緒に楽しめる実験ショーとなっている。

 「夢・化学‐21」委員会は日本化学会・化学工学会・新化学技術推進協会・日本化学工業協会の4団体によって組織されている。化学の啓発と化学産業の社会への貢献の理解促進を目的に、1993年に設立された。

 主な活動には、「夏休み子ども化学実験ショー」や「なぜなに? かがく実験教室」といった小学生向けの実験体験イベントをはじめ、中高生を対象とした「化学グランプリ」の実施、「国際化学オリンピック」への日本代表生徒の派遣などがある。

 

 

「夢・化学―21」委員会 「化学グランプリ2018」の大賞を発表

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2018年8月27日

 「夢・化学‐21」委員会と日本化学会はこのほど、「化学グランプリ2018」の大賞と各賞の受賞者を発表した。8月17~18日に筑波大学筑波キャンパス(茨城県つくば市)で実施した、二次選考で選出した。

 大賞を受賞したのは中谷剛人さん(和歌山県立向陽高校3年)、 平嶋瞭一さん(灘高校2年)、梶本一斗さん(同3年)、西幸太郎さん(鹿児島ラ・サール高校3年)、小柴拓実さん(東京都立国立高校3年)の5人。大賞のほか、15人が金賞、20人が銀賞、40人が銅賞に選ばれた。

 なお特別賞として、総合成績一位の中谷さんに茨城県知事賞、同二位の平嶋さんにつくば市長賞、高校1年生の中で総合成績1位の大野浩輝さん(筑波大付属駒場高校)に筑波大学長賞がそれぞれ贈られた。

 今回のグランプリに参加した中学3年生と高校1、2年生の中から、20人程度を代表候補生徒として認定。その中から選抜試験を経て、来年7月にフランス・パリで開催される「国際化学オリンピック」への代表生徒を決定する予定だ。

 化学グランプリは全国の中高生に化学への興味・関心を喚起し、意欲・能力を高め、世界にも通用する若い化学者を育成することを目的に、1999年から開催している。

 20回目の今回は、7月16日に全国66会場で実施した一次選考(マークシート式試験)に、3963人の中高生が参加した。第1回に比べると、参加生徒数は約13倍にまで増えた。全参加者の中から一次選考を通過した成績上位者80人が二次選考に挑み、実験をともなう記述式試験を行った。