帝人 GHG排出削減に貢献、SBTの認定取得を目指す

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2021年2月10日

 帝人は9日、パリ協定が定める目標に科学的に整合する温室効果ガスの排出削減目標「SBT(サイエンス・ベースド・ターゲット)」を認定する機関「SBTi(SBTイニシアチブ)」に対して、コミットメントレターを提出し、2年以内にSBTの認定取得を目指すことを表明したと発表した。

 SBTiは、企業が掲げる温室効果ガスの長期的な削減目標が、パリ協定の「地球の気温上昇を産業革命前と比べて2℃未満に抑える」という目標の達成に必要な水準を満たす場合に、「科学的に整合している目標(SBT)」であると認定する。

 帝人は、中計での環境負荷低減の長期目標として、CO2排出量を2030年度までに2018年度比で20%削減、2050年度までに実質ゼロの達成を掲げる。こうした中で今回は、SBTiの認定基準による「2℃を十分に下回る目標水準(WB2℃)」以上の高い目標として認定されることを目指す。