アクリロニトリル 各社減産も需給悪化が解消せず

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2022年12月26日

中国の景気低迷が長期化、市況1500ドル前後

 ABS樹脂やアクリル繊維などの原料であるアクリロニトリル(AN)は、足元のアジアのスポット市況が1500ドル前後で推移している。需要の悪化に対応し、各社は減産に取り組んでいるものの、需給バランスに改善の兆しが見えていない。

 中国は例年、

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アクリロニトリル アジア市況1800ドルに軟化

2022年3月24日

新設備稼働で供給増加も、需要の堅調さが下支え

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、3月上旬のアジア市況が1800ドル程度となり、高水準を維持していた昨年から落ち着きつつある。中国市場において、設備トラブルの解消や新設備の稼働により、

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アクリロニトリル アジア市況は高値圏内で推移

2021年9月30日

誘導品需要が堅調さを維持、域外品の流入も減少

 ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、アジア市況が2200ドル程度の高値圏内で推移している。大手メーカーの旭化成は第1四半期(4-6月期)の決算説明会の際に、第2四半期(7-9月期)の前提条件としてANを平均2100ドル、原料プロピレンとのスプレッドを同1100ドルとしたが、アジア市況は想定以上の水準で推移している状況だ。その背景として、世界経済の回復傾向が強まる中、誘導品の需要が堅調となっていることが挙げられる。中でもABS樹脂は、

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昭和電工 アクリロニトリルを4月から15円/kg以上値上げ

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2020年1月21日

 昭和電工は20日、アクリロニトリル(AN)の国内販売価格を4月1日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は15円/kg以上。ANは、合成樹脂や合成繊維などの原料として幅広く使用されている。

 同社では製造・物流の合理化を積み重ね、コストダウンに努めてきた。しかし昨今、原料、諸資材価格の高騰に加え、安全・安定供給の実現に不可欠な設備維持・更新についてもコストが上昇していることから、自助努力での対応は限界に達している状況。

 こうした中、同社は、製品の安定供給・サービス体制を維持するためには、使用原料に則った価格算定への見直しと、コスト上昇の一部を製品価格に転嫁せざるを得ないとの判断に至った。

旭化成 アクリロニトリル事業で信頼度ナンバーワンを目指す

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2019年12月5日

下期の需給は緩和方向に、中国景気の減速が影響

 旭化成のアクリロニトリル(AN)事業は、顧客への持続的な貢献、トップレベルの技術のさらなる進化、事業収益の安定化を基本方針に掲げている。先日開催された同社マテリアル領域の事業説明会において、小野善広常務執行役員が戦略を示した。

 同社の生産能力は日本、韓国、タイの3拠点で98万1000tを有しており、世界№2、アジア№1のシェアを誇る。今後の増強計画について小野常務は「需要に対応するため、

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旭化成 AN事業の第1四半期スプレッドは好調

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2018年9月14日

 旭化成のアクリロニトリル(AN)事業は、今年度第1四半期(4―6月期)も昨年度に引き続き良好なスプレッドを確保。中国環境規制強化の影響や海外プラントのトラブルにより需給バランスがタイト化したことで、スプレッドは

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