NEDO ブルーアンモニア製造、技術開発に着手

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2022年11月17日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、電力・熱利用分野の脱炭素化を進めるため、燃焼時にCO2が発生しないアンモニアを燃料として活用する「燃料アンモニア利用・生産技術開発」事業において、ブルーアンモニア製造の技術開発に着手したと発表した。

ブルーアンモニア 実証イメージ

 同事業では天然ガスを

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昭和電工 アンモニアを値上げ、コスト上昇に対応

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2022年5月12日

 昭和電工は11日、アンモニアの国内販売価格について、5月20日納入分から値上げすると発表した。対象製品および改定幅は、液化アンモニア(タンクローリー)、液化アンモニア(ボンベ)が「48円/kg以上」、アンモニア水(25%濃度)が「12円/kg以上」。

 アンモニアを取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景とした原材料や電力コストなどの高騰により、厳しい状況が続いている。同社は、製造原価の低減、経費の削減や物流の効率化などのコスト削減に努めてきたが、今後も安定生産と安定供給を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

 

NEDO 石炭火力のアンモニア混焼、技術開発を加速

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2021年6月16日

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、石炭火力発電所で燃料にアンモニアを利用するための「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」について、2件の技術開発テーマを採択した。

 「CO2フリーアンモニア燃料 火力発電所での利用拡大に向けた研究開発」(委託先は電源開発、中外炉工業、電力中央研究所、産業技術総合研究所、大阪大学)と「100万kW級石炭火力におけるアンモニア20%混焼の実証研究」(助成先はJERAとIHI)で、事業期間は今年度からの4年間、全体予算は110億円程度だ。

 アンモニアは窒素と水素からなる無機化合物で、水素を高密度で貯蔵・輸送できる水素エネルギーキャリアとしての役割が期待されている。「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」でも、燃焼してもCO2を排出しないアンモニアが石炭火力発電所での混焼用脱炭素燃料の主力になると想定し、燃料アンモニア産業を重要分野の1つに位置づけている。

 今回、既設の石炭火力発電設備へアンモニアバーナーを導入し、石炭との混焼技術の開発を行うとともに、燃料としてのアンモニアを安定的かつ安価に調達する可能性について調査する。また、100万kW級商用石炭火力発電設備で、アンモニア混焼バーナーによるアンモニア20%混焼時の実証運転を行う。

 アンモニアの混焼技術を確立し、アンモニアを燃料として利用する体制を構築し、石炭火力発電所から排出されるCO2を2030年からの中長期で一層削減する。また、アンモニアをはじめとする水素エネルギーの社会実装につながる技術開発を推進する考えだ。

 

 

宇部興産 停止中のアンモニア工場、今月下旬から再開予定

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2021年2月19日

 宇部興産は18日、設備不具合でアンモニアの生産を停止していた宇部藤曲工場が今月下旬から再開すると発表した。同工場は設備の不具合が判明し先月25日から生産を一時停止していたが、不具合箇所の取り換え補修工事を実施し、生産再開のめどが立った。

 なお、アンモニアを原料とする、ナイロン・ファイン事業関連製品についても順次生産を再開するとしている。