住友化学 EPDMの販売を終了、設備の老朽化が進む

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2021年9月6日

 住友化学はこのほど、合成ゴムであるエチレン・プロピレンゴム(EPDM)について、千葉工場(千葉県袖ケ浦市)にある製造設備(年産4万t)を停止し、2023年3月末をめどに販売を終了することを決定したと発表した。

 同社はこれまで、EPDM製品の高付加価値化やコスト削減など事業の競争力強化に取り組んできた。しかし、1970年の操業開始から50年以上が経過し、製造設備の維持・補修費用が年々増加しており、この先、中長期にわたって安定的に収益を確保することが困難だと判断した。同社は今後も、新たな価値創造を通じた持続的な成長を目指し、競争力のある分野を中心に経営資源を振り向けていく。