積水化成品工業 リサイクル原料100%の屋上緑化資材開発

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2021年10月4日

 積水化成品工業はこのほど、100%リサイクルの発泡性ポリスチレンビーズ「エプスレム」を使用した「ソイレンマットER」を開発したと発表した。

100%リサイクル原料の「ソイレンマットER」
100%リサイクル原料の「ソイレンマットER」

 同社の軽量緑化システム「スーパーソイレン工法」は、都市部の景観づくりだけでなく、断熱効果による省エネ対策やヒートアイランド緩和の役割を期待され、商業施設やオフィスビルの屋上庭園などに採用されている。「ソイレンマット」は、「スーパーソイレン工法」の構成材の1つである保水排水基盤材。

 今回、環境保全に配慮した製品を求める市場ニーズを踏まえ、難燃性のリサイクル原料を100%使用した「ソイレンマットER」を新たに開発した。特長として、難燃性のリサイクル原料「エプスレム」を使用しており環境負荷が小さく、従来品と比較して、生産時(ビーズ生産から発泡成形まで)のCO2排出量を21%削減している。

 同社グループは、環境と共生するモノづくりを原点とし「環境リーディングカンパニー」を目指し、従来から注力している3R活動(リデュース、リユース、リサイクル)に加え、2R(リプレイス、リクリエイト)を含んだ「SKG‐5R」を推進。

 「スーパーソイレンER」は、「リサイクル」に対する開発の1つであり、限りある資源を有効活用するだけでなく、生産時のCO2削減にも取り組んでいる。

 同社は、5Rの開発に留まらず、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく。