AGC 北米建築用ガラス事業を譲渡、収益性を改善

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2021年6月18日

 AGCはこのほど、北米建築用ガラス事業を米国カーディナル・グラス社に譲渡することを決定し同社と合意したと発表した。対象拠点は、スプリングヒル(カンザス州)、グリーンランド(テネシー州)、アビンドン(バージニア州)の3拠点で、譲渡金額は4億5000万ドル(約495億円)。関係当局の承認を得ることが条件となるが、早ければ7月に譲渡が完了する見込みだ。

 同社は今年2月に発表した中期経営計画の中で、建築用ガラス事業の収益性および資産効率の改善をグループ経営上の重点課題に掲げ、様々な施策に取り組んでいる。AGCは1988年、AFGインダストリーズ(現・AGCフラットガラス・ノースアメリカ)への資本参加を機に、北米での建築用ガラス事業に参入。以来、30年以上にわたり省エネ性能や意匠性に優れた様々な高機能ガラスの提供を通じ、快適で豊かな生活の実現に貢献している。