クラレクラフレックス 不織布を値上げ、コスト増に対応

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2021年12月8日

 クラレグループのクラレクラフレックスは7日、不織布「クラフレックス」全般を2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「10%以上のアップ」。

 対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費の高騰に伴う製造コスト上昇が続き、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、安定供給を維持するため、価格改定の実施を決めた。

クラレクラフレックス 不織布を値上げ、安定供給維持で

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2021年4月8日

 クラレグループのクラレクラフレックスは7日、不織布「クラフレックス」全般を今月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、現行価格からの「10~20%」の引き上げとなる。

 対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費などの高騰に加え、設備の維持費用の増大により製造コストが上昇しており、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、同社は安定供給を維持するために、今回の価格改定実施を決めた。

 

クラレクラフレックス 医療物資増産に貢献、経産省から感謝状を受領

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2021年2月1日

 クラレグループのクラレクラフレックスはこのほど、新型コロナウイルス感染症流行に際して、医療物資などの緊急増産を行ない、国民生活の安定に大きく貢献した299の企業・団体の1つとして、梶山経済産業大臣から感謝状を受領した。

 同社は、昨年春先の新型コロナ感染症の急速な拡大期に、増設中のメルトブローン不織布生産設備を感染予防対策に不可欠なマスクフィルター用メルトブローン不織布が生産可能な設備に変更。昨年11月から増産・供給したことを評価され、経済産業省より感謝状を授与されることとなった。

 今後も同社は、クラレグループが掲げる「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」という使命に基づき、高品質なマスクフィルター用メルトブローン不織布の供給を通じて、国民生活の安定と向上に貢献できるよう取り組んでいく。

クラレクラフレックス 不織布ふきんが森林保全のFSC認証取得

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2020年10月1日

 クラレクラフレックスはこのほど、業務用レーヨン不織布衛生ふきん「クラフレックス カウンタークロス」が国際的な森林認証制度であるFSC認証を取得したと発表した。 自然環境への配慮の一環として、FSC認証済みのレーヨンを原料に使用したことによるもの。

 同社は、これまでカウンタークロスの製造販売を通じて、食品業界の衛生管理向上を支えてきたが、新たに森林環境保全にも貢献していく考えだ。同製品がFSC認証製品となったことで、今秋より順次、パッケージにFSC認証マークを表示していく。

 「クラフレックス カウンタークロス」は、洗濯時の汚れ落ちの良さと速乾性により雑菌が繁殖しにくいことが特長で、1972年の発売以来、スーパーマーケットや外食産業など国内外の食品業界で幅広く使用されている。

 今後も、クラレグループは、「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」という使命の下、事業活動を通じ、自然環境と生活環境の向上に寄与していく。

 FSC(森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的なNGOで、世界自然保護基金(WWF)を中心として1993年に発足。FSC認証制度は、環境、社会、経済の便益に適い、責任ある管理をされた森林からの製品を目に見える形で消費者に届け、経済的利益を生産者に還元する仕組みで、明確に定められた認証範囲内で適切な管理体制を示した組織に対し与えられる。消費者がFSC認証マーク入り製品を使うことで、世界の森林環境保全を支えていく。

FSC認証マークを付けた『クラフレックス カウンタークロス』
FSC認証マークを付けた「クラフレックス カウンタークロス」

 

クラレ マスクフィルター用不織布の国内生産体制を強化

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2020年6月16日

 クラレは15日、不織布と不織布製品の製造・販売会社であるクラレクラフレックスで現在増設中の、岡山工場(岡山県岡山市南区)メルトブローン不織布の生産設備について、マスクフィルターも生産可能な設備に変更すると発表した。

 マスクフィルター用不織布の需要増大に対応するため設備を増設し、メルトブローン不織布の生産能力を年産900tから2700tに引き上げる。マスク換算で年産約3億枚の原反の増産体制を整えることで、新型コロナウイルスの感染拡大防止に貢献していく考えだ。今年11月末の稼働を予定。

 メルトブローン不織布は、バインダーを使わず原料ポリマー100%からなる不織布で、極細繊維の緻密な構造により、マスク用をはじめ各種フィルターに使用されている。新型コロナウイルス感染対策として国内のマスクの需要が急速に拡大する一方で、マスクフィルターは不足しており、とりわけ医療用途で使用される高性能なフィルターの不足は深刻な問題となっている。

 同社はメルトブローン不織布をフェイスマスクや食品・飲料ろ過フィルター、エアフィルターなど、様々な用途に展開しているが、既存設備は、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う、マスクフィルター需要のひっ迫を受け、フル生産が続いている。こうした状況の下、現在増設工事を行っているメルトブローン不織布設備の、マスクフィルターが生産可能な設備への変更を決めた。

 今後も、クラレグループは「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」という使命の下、独自の技術で世の中に役立つ製品を提供していく。

クラレクラフレックス 「フーマ・ジャパン」に出展

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2019年7月10日

 クラレグループのクラレクラフレックスは、10日まで東京ビッグサイトで開催中の「フーマ・ジャパン2019国際食品工業展」に、オザックスと共同で出展している。

 主な展示品は、業務用衛生布巾としてHACCP製品認証を取得している「クラフレックス」カウンタークロスをはじめ、食品製造やフードサービスの現場に適した日本製の各種不織布衛生布巾。

 「クラフレックス」カウンタークロスは、汚れ落ちの良さと速乾性により、雑菌が繁殖しにくいことが特長のレーヨン製不織布衛生布巾である。食品業界における品質管理方法の1つとして、広く認知されているHACCPの製品認証を、日本国内で生産する不織布衛生布巾として初めて取得した。

 これ以外に「クラフレックス」カウンタークロス・ハンディタイプや、カウンタークロスに綿布巾のような手持ち感を付与した厚手タイプの「モノデュア」も紹介している。