ハイケム アミノ酸系界面活性剤の中国からの輸入を拡大

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2019年8月26日

 ハイケムは自社のネットワークを通じて、国内・アジア諸国で供給がタイトな、アミノ酸系界面活性剤の中国からの輸入販売を拡大する。

 同社が扱うアミノ酸系界面活性剤は、植物性由来の油脂にアミノ酸を反応させて作られた洗浄剤。皮膚・毛髪に優しい低刺激性が特徴の「ココイルグルタミン酸ナトリウム」と、洗浄力・泡立ちの良い活性剤「ココイルグリシンカリウム」の2種類。主にシャンプーや洗顔剤などに使われており、その優しい洗浄力からベビーソープなどのベビー用品にも多く用いられている。

 一般的にアミノ酸系シャンプーは、肌や髪の毛を保湿するスキンケア効果が高く、頭皮の改善につながるとされている。また、保湿力が高く、しっとりとした仕上がりになるため、アジア人の髪質にマッチしているとして、日本を含めたアジア諸国で大人気の洗浄剤となっているが、国内の供給メーカーが限られているため、供給が需要に追いついていないのが現状だ。

 今回、ハイケムが取り扱いを拡大するメーカーの中国工場は、製造管理・衛生管理が徹底しており、日本の香粧品メーカーの採用基準である、医薬部外品原料規格をクリアしている。さらに、欧米の大手化粧品・香粧品メーカーとの取引実績も多数あり、顧客ごとのいろいろな荷姿要求にも対応している。

 ハイケムは中国からの輸入品を取り扱うことで供給不足を解消し、顧客にコストメリットをもたらすことに加え、信頼できるメーカーを選定し、徹底した品質管理・供給体制による、安心・安全な製品の提供に努めていく。