BASF 「エレクトロケミストリー」賞の募集開始

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2019年6月13日

 ドイツの大手化学メーカーBASFとフォルクスワーゲンは、第 7回「サイエンスアワードエレクトロケミストリー」賞を共催する。

 世界中の優秀な研究者を対象に応募受付を開始しており、参加資格・参加方法・選考過程は、www.science-award.com(英語)を参照。募集期間は6月30日まで。審査は両社のほか、科学界を代表する専門家で構成される審査委員会が行う。

 今年の授賞式は11月12日に、フォルクスワーゲンの本社があるウォルフスブルグで行われる予定。同賞は科学技術分野の卓越した成果を促すとともに、高度なエネルギー貯蔵手段を開発するための契機となることを目的としている。

 2012年に創設して以来、世界中の学術的研究コミュニティの科学者を対象として表彰を行っており、最優秀者には5万ユーロが贈られる。

 エネルギー貯蔵・エネルギー変換・貯蔵システム分野の電気化学プロセスの研究とその応用は、今後エネルギー貯蔵システムを開発していく上で重要な基盤となる。

 これらの技術は、エレクトロモビリティなどの将来コンセプトの実現だけでなく、気候と資源保護のための再生可能エネルギー供給にとっても非常に重要だ。また、従来のエネルギー貯蔵システムには、その性能・コスト面で、かなりの改善可能性がある。

 BASFとフォルクスワーゲンは、科学コミュニティや民間企業で研究に従事する、優れた研究者による電気化学とその応用分野への一層の取り組みを促すことを目指す。