ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など値上げ

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2023年12月11日

 ジェイ・プラスは8日、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA、D610A、DIDA)、ポリエステル系可塑剤、特殊可塑剤を12月16日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、アジピン酸系のDOAとDINAが「31円/kg以上」、D610Aが「21円/kg以上」。ポリエステル系が「30円/kg以上」、その他可塑剤が「20~74円/kg」となっている。

 対象製品については、原油やナフサの上昇、円安の進行により原材料費が高騰している。加えて、可塑剤の製造に関わる人件費や用役費、および輸送費も上昇している。こうした事業環境下、同社はコストの圧縮に努めているが、コストの上昇幅が大きく自助努力では吸収できないレベルとなっている。今後とも安定的な製品供給を維持していくためには今回、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤を値上げ、10月から

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2023年9月19日

 ジェイ・プラスは15日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)について、10月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「34円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、第4四半期(10―12月期)の国産ナフサ価格は7万6000円/klを超える水準が見込まれている。また、主原料であるフタル酸は、粗原料である混合キシレンの市況高騰や、フタル酸製造に関わるユーティリティ、設備修繕費といった加工費上昇に伴い価格が大幅に上昇していることに加え、物流費の上昇も、収益を圧迫している。

 こうした状況下、同社は、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など今月値上げ

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2023年8月2日

 ジェイ・プラスは31日、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA、D610A)とポリエステル系可塑剤を、8月16日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、アジピン酸系が「8円/kg以上」、ポリエステル系が「14円/kg以上」。

 原燃料や電気などの用役費に加え、人件費を含む固定費が上昇する中、原料であるアジピン酸のコストも上昇を続けている。こうした状況下、今後も安定供給を継続するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤を値上げ、来月から

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2023年5月29日

 ジェイ・プラスは26日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、DIDP)について、6月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「10円/kg以上」。

 可塑剤の主原料であるフタル酸のコストが、その粗原料である混合キシレンの市況高騰に加え、フタル酸製造に関わる設備修繕費、ユーティリティ、包装資材といった加工費の値上がりにより大幅に上昇している。

 こうした状況下、同社は、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤とDOTP値上げ

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2023年3月16日

 ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「18円/kg以上」。

 ロシアのウクライナ侵攻以降、燃料価格が上昇し、高止まりの状況が続く。これに伴い、可塑剤および主原料のオキソアルコールのユーティリティコストが上昇。加えて、可塑剤の運送費は海上、陸上ともに上昇している。こうした中、同社は、今後も原料を確保し現状の安定供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など値上げ、原料高騰

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2022年4月15日

 ジェイ・プラスは14日、アジピン酸系およびポリエステル系可塑剤について、今月25日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、アジピン酸系可塑剤のDINAとDOAが「76円/kg以上」、D610Aが「78円/kg以上」、ポリエステル系可塑剤が「74円/kg以上」、トリメリット酸系可塑剤が「83円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格の高騰や需給ひっ迫を受け、可塑剤原料価格の上昇に加え、用役費用・包装材料などの諸経費も上昇を続けている。こうした中、同社は、可塑剤の安定供給を継続するため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤とDOTP値上げ

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2022年3月15日

 ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げする、と発表した。改定幅は、フタル酸系可塑剤が「70円/kg以上」(荷姿品:「75円/kg以上」)、DOTPが「58円/kg以上」(同「63円/kg以上」)。

 原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、今年第2四半期(4-6月期)の国産ナフサ基準価格は、9万円/klを超える水準が見込まれる状況となっている。また、主原料の1つである無水フタル酸についても、原料オルソキシレンの価格見直しを理由に値上げが打ち出されている。加えて用役費や物流費、包装材料費などの上昇により、諸経費も高騰している。

 こうした環境下、今後とも原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤など来月から値上げ

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2021年12月23日

 ジェイ・プラスは21日、アジピン酸系可塑剤とポリエステル系可塑剤を来年1月17日以降の出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、アジピン酸系可塑剤のDOAとDINAが「57円/kg以上」、D610Aが「44円/kg以上」、ポリエステル系可塑剤が「62円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格の高騰、需給ひっ迫を受けた可塑剤原材料価格の上昇に加え、用役費などの諸経費も上昇を続けている。こうした中、同社は今後とも対象製品の安定供給を継続するために、価格改定が必要だと判断した。