【PBT特集4】ポリプラスチックス

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2019年9月13日

欧米のティア1開拓へ、技術支援体制の拡充を推進

 日本のポリブチレンテレフタレート(PBT)の草分けであり、「ジュラネックス」ブランドでPBT事業を展開するポリプラスチックスは、より迅速かつ効率的な事業運営のため、子会社のウィンテックポリマーを今年4月に吸収合併した。

 ポリプラスチックスがPBTの輸入販売を開始したのは1970年。79年にコンパウンドの生産を始め、84年には富士工場にポリマープラントを完成させた。2000年に事業拡大のため、同社60%、帝人40%の出資比率により、ウィンテックポリマーを立ち上げ、ここでPBT事業を行ってきたが、両社の事業再構築によって、ウィンテックポリマーは2016年に、ポリプラスチックスの100%子会社となっていた。

 「吸収合併により、名実ともに『ポリプラ』ブランドとしてのPBT展開を再開した」(事業戦略統括室PBT事業戦略室・江藤彩子室長)。生産体制としては、日本とマレーシア、台湾、中国に自社コンパウンド拠点を持つほか、中国(複数)とアセアン(同)、米国、メキシコの協力会社に生産を委託している。

 同社では顧客に対し、PBT

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