帝人 タイの防災・防護向け国際見本市にアラミド繊維を出展

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2019年6月28日

 帝人グループのタイ現地法人テイジン・コーポレーション(タイランド)は、7月4~6日にバンコク国際貿易展示場で開催される「セーフ・アット・ワーク2019」に出展し、アラミド繊維と織物、製品の消防服などを紹介する。

 今年で33回目の開催となる同展示会は、防災・防護用途向けの素材・製品を一堂に集めたタイ最大の国際見本市で、毎年100社以上の企業が出展している。

 同社の今回の主要プロモート素材は、メタ系アラミド繊維「コーネックス」、メタ系アラミド繊維「コーネックス・ネオ」、パラ系アラミド繊維「トワロン」。

 「コーネックス」は、作業者の安全確保と快適性向上に向け、高い耐熱性や難燃性に加え、軽量性や吸汗速乾機能などを持つ織物を、消防服や作業服などの防護用途に広く展開している。

 「コーネックス・ネオ」は、世界最高レベルの優れた熱防護性とともに高い染色性を持ち、後染め加工ができるため、小ロット需要への対応が可能な防護用作業服向け素材である。

 「トワロン」は強度・弾性・耐衝撃性・寸法安定性などに優れ、防弾チョッキや防護服、補強材などの用途に使われる。

 なお、5日午後2時半~4時に、会場内の「グランドホール203」で開催される、一般繊維製品の火災事故防止に関するセミナーで、テイジン・コーポレーション(タイランド)のソムキッド・ラタナプラパポーン営業部長が、タイでのワークウェアの安全品質向上を目指した取り組みについて講演を行う。

 中期経営計画で「安心・安全・防災ソリューション」を重点領域の一つとしている帝人グループは、自社の高機能素材や長年培ってきた技術・ノウハウを生かし、防災・防護に携わる人たちの作業安全性の向上や、人々の安心な生活に貢献するソリューションを今後も提案していく。