ENEOS 人工光型自動化植物工場、千葉で操業開始

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2021年7月12日

 ENEOSはこのほど、100%子会社ENEOSテクノマテリアルの出資するJリーフが、国内最大規模の人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」(千葉県芝山町)の操業を開始したと発表した。

人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」の外観。千葉県芝山町
人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」の外観。千葉県芝山町

 同植物工場は2019年6月に着工。スプレッドが開発した次世代型農業生産システム「Techno Farm(テクノファーム)」を導入し、工場内で植物生長に必要な諸条件(光量・温度・湿度・風速・栄養分など)を最適に制御することで、農薬は一切使用せず、環境負荷を極力低減させながら日産3万株のレタスの生産を実現する。

栽培室内の様子。従来の2倍にあたる28段の栽培棚を設置
栽培室内の様子。従来の2倍にあたる28段の栽培棚を設置

 このほかにも、栽培工程の自動化による省人化や衛生品質の向上、従来工場の2倍にあたる28段の栽培棚による生産性の向上、IoT技術による栽培データの効率的な管理、屋根に設置した太陽光パネルからの再生可能エネルギーの供給などの特長も併せもつ。

 Jリーフは、テクノファーム成田を通じて、安定的に高品質かつ「安全・安心」なレタスを提供していく。

JXTGエネルギー 国内最大規模の人工光型自動化植物工場の建設工事に着手

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2019年6月25日

 JXTGエネルギーは24日、100%子会社のJX ANCIが出資するJリーフが、国内最大規模の人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」の建設工事に、同日着工したと発表した。効率的・安全に日産3万株のレタスを栽培する施設として、JX ANCI成田工場(千葉県芝山町)敷地内に建設。来年末の本格稼働を予定している。

 テクノファーム成田の特長は、栽培工程の自動化により、省人化・衛生品質の向上・作業の標準化が可能なこと。天候や土壌など自然環境の影響を受けず、水や肥料などの利用効率が高く省資源である。虫害が発生しないため工場内で農薬を使用することはない。IoT技術を使い、栽培データを効率的に管理でき、単位面積当たりの生産性が高い。

 昨年7月に設立したJリーフは、植物工場の建設・運営に豊富な実績をもつスプレッドとフランチャイズ契約を締結し、食の安全・安定供給に資する事業展開に向け、検討を進めてきた。

 今回建設する植物工場は、スプレッドが開発した次世代型農業生産システム「Techno Farm」を導入し、工場内で植物生長に必要な光量や温度、湿度、風速、栄養分などを最適に制御しながら、栽培工程を自動化することで、安定的に高品質な野菜の生産を目指す。

 JXTGエネルギーは、最先端のバイオ関連技術のノウハウ・知見を深めることで、同社グループが保有する既存事業とのシナジーを創出し、「技術立脚型」の事業の拡大を進める。