《化学企業トップ年頭所感》トクヤマ 横田浩社長

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2024年1月11日

 2021年にスタートした中期経営計画は、後半戦に入った。伝統事業は、化成品・セメントとも未曽有の原燃料価格上昇で2022年度は大幅減益となったが、2023年度には価格修正により収益を確保し、キャッシュカウとして期待できる状況を整えつつある。

 化成品は

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《化学企業トップ年頭所感》トクヤマ 横田浩社長

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2023年1月11日

 昨年はウクライナ戦争に端を発し、天然資源の高騰、世界的なインフレ、円安、ここに中国のゼロコロナ政策が加わり、景気は減速傾向を強め、インフレ下の不況というスタグフレーションの懸念が高まる中、極めて不透明な経済環境に見舞われた。また、台湾問題や北朝鮮の動向など東アジアの平和と安定を脅かす軍事リスクが一層顕在化した1年でもあった。

 資源ナショナリズムの高まりと

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